今が旬!イカの一大産地・佐賀県呼子の“神イカ漁師”に密着 おすすめのイカの食べ方にヒロミと孝太郎も大絶賛

ヒロミと小泉孝太郎の2人がMCを務める『オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます』が9月13日に放送。呼子の神イカ漁師の漁に密着した。
道行く人に、その人にとっての神様のような人を聞き、実際に会いに行くこの番組。佐賀県呼子町で声をかけたイカ干し店のこの道50年の販売員の女性の神は、呼子の神イカ漁師、福浦健二さん。どの船なのか港でスタッフが聞き込みをしていると、イカ漁の出航のためやって来た福浦さんの姿が。漁の取材を申し込むと即OKで、その場でスタッフも船に乗せてもらえることに。慌てて取材準備をして、午後5時にイカ漁へと出航した。

神がこれから釣るのは、今まさに旬を迎える“ケンサキイカ”。呼子ではヤリイカとも呼ばれている。そんなケンサキイカの言わずと知れた産地が佐賀県呼子町。中でも生きたまま捌(さば)く『呼子のイカ活き造り』は、全国にその名を轟(とどろ)かせる一大名物。呼子のイカ漁を行う佐賀県北部は対馬海流が流れ込みプランクトンが発生しやすい地域。エサが豊富なため、身が分厚く甘みやうまみが強いのが特徴で、このイカを求め全国から多くの人が訪れ、年間観光客数は100万人を超えることもあるのだという。

そんな呼子のイカ漁師の中でも、福浦さんが神と呼ばれる理由が、先祖代々イカ漁師を継承する家系で福浦さんは六代目。その歴史は呼子で最古といわれ、明治時代から100年以上続いているのだという。100年の経験値や知識が引き継がれることでイカの漁獲量が圧倒的に多く、呼子のイカ漁師といえば『福浦家』と崇められる所以だ。

神のみが知る絶好のイカポイントに到着すると、水深90メートルにイカがいるという。日没までの1時間で漁の準備を開始。まずは船を安定させるため海中にパラシュートを投げ込み、潮の流れの影響を受けず、その場にとどまれるようにする。次に行うのが釣ったイカを入れる生け簀(す)の準備。イカは素手で触ると火傷するくらいデリケートなので、福浦さんはなんと80メートルのポンプを使用し、より冷たい海水を汲(く)み上げている。そしていよいよイカ漁開始。集魚灯と呼ばれる明かりをつけ、引き寄せられる小魚を求め、イカが寄ってくるのを一本釣りするのが呼子のイカ漁。使用するエサはキビナゴで、エギと呼ばれる疑似餌に巻きつけ海に投げイカを待つ。

イカが釣れると、温度変化に弱いイカに手で触れることなく正確に生け簀に投げ入れる。父と2人で釣っては投げ、釣っては投げを繰り返し、とにかく釣り続けること4時間。午前0時漁が終了。1 時間半かけて港に戻る。しかし港に帰る間もイカが死んでしまわないか、こまめにチェックし、午前1 時半に帰港。イカの鮮度を保つにはここからが勝負。船からイカを生け簀に弱らないように運ぶために猛ダッシュを12往復。この時期、他の船の漁獲量は平均およそ60杯のところ、神が釣ったイカはなんと200杯と3倍以上!1杯3500円ほどで販売される。

福浦家では代々漁が終わってから食べる朝3時のご飯が最も盛大なんだそう。なんとご厚意で、スタッフもこの日とれたてのイカを神のご自宅でいただけることに。福浦さんのお母さんが、生け簀に沈んでいる市場には卸せないイカで、イカ料理を振る舞ってくれる。先ほど獲れたばかりのため味は新鮮そのもの。イカ刺し、イカの天ぷら、イカしゅうまい、イカの煮つけとイカのフルコース!

福浦家の家族構成は、両親と奥さん、福浦さんと子どもが4人。「誰か継ぐんですか?」というスタッフの質問に、「子どもがするって言うなら」という福浦さん。お父さんは「もうきついことはさせとうなか」と漁の厳しさを思い、跡を継ぐ孫には無理をさせたくないと気遣うのだった。

本来は現地に行かないと食べられないが、呼子で獲れたてイカを瞬間冷凍させたものをスタジオに取り寄せた。福浦家おすすめの柚子胡椒(ゆずこしょう)としょう油をつけてイカの刺身を食べてみると「ウマっ!柚子胡椒いいね!」と笑みがこぼれるヒロミ。孝太郎も「ん~!柚子胡椒いいですね」と柚子胡椒しょう油での食べ方にすっかりはまった様子。「イカのねっとりの甘さとうまみと、柚子胡椒の爽やかさが合うんですね」と孝太郎。きれいに平らげ、「これは、うん、柚子胡椒買おう」と笑顔でつぶやくのだった。
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