ファンとの関係は、“ピッチャーとバッター”秋元康が明かすAKB48のヒット曲制作

9月15日に『秋元康×AI秋元康 ~AKB48新曲対決~』が放送された。今年20周年を迎えるAKB48の新曲を秋元康とAI秋元康がそれぞれ制作し、ホームページで公開。投票で人気の高かった曲のみ配信されるというルール。番組内では、これまで数多くのヒット曲を生み出してきた秋元が、自身の曲作りについて明かす場面が見られた。
大まかに分けると“テーマ決め”“選曲”“作詞”という工程をたどる秋元の楽曲作り。“テーマ決め”に関しては、AKB48が20周年を迎える中で「“こういう曲で、きたか!”みたいなことはやろうかなとは思ってましたよね」と明かした秋元。さらには「ファンの皆さんと僕というのは、ピッチャーとバッターみたいな関係で…内角高めをいっぱい投げたら、次は外角の低めで驚かせようとか、そういうことを考えるので…」と続けた。
また、新曲制作の際には、1000以上の曲が寄せられている中、曲選びで大事にしていることを聞かれた秋元は「口ずさめること」と返答。
この基準に関しては、「『ポニーテールとシュシュ』っていうのは、デモテープの段階で。“ぱ〜ぱらっら〜”っていうあのイントロがあったんですよ。そのイントロを聞いた時に、“これはいける!”って思う…つまり、イントロで思う場合と、『365日の紙飛行機』で言えば、“全体的に世代を超えて口ずさめるものが欲しいな”っていうメロディにぴったりあった」と具体的な解説を添えた。改めて秋元は、「口ずさめるっていうのが、やっぱりヒットの大きな要因だと思っているんですね」と自身のヒット曲の法則を明言。
その他、歌詞については、着眼点・目線。そして、普遍的なメッセージを時代に合わせてどう言い換えるかといった秋元が重要視している部分も紹介された。
秋元が製作した『セシル』は、投票の結果、AI秋元康が製作した『思い出スクロール』に敗北。「残念だよね。全力で書いたのに」と苦笑い。出演者のヒロミが「『セシル』は、しょうがない、うちのママ(妻・松本伊代)に歌わせる」とコメントしスタジオの笑いを誘った。
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