藤本美貴 熱愛発覚で仕事がゼロに…知られざるどん底時代と再起の裏側を語る 

2025.7.9 10:00

庄司にいきなり声をかけられたのは、2006年、藤本がリーダーとなる前の21歳の頃。姉と買い物に出かけていた時のことだった。庄司は、藤本に声をかけ、藤本に携帯を見せてもらうフリをしながら携帯を取り上げると、勝手に連絡先を交換してしまったのだという。藤本は芸能界の先輩だった庄司に対し、連絡先を教えるのを拒みはしなかったが、「絶対遊んでるじゃん」と思い、「こんなのに引っかかるか」くらいの気持ちで用心していたそう。

ところが後日、庄司から何度も電話がかかってくる。半ば庄司のプッシュに折れた形で一度デートをすることに。最初のデートはドライブデート。といっても週刊誌の目を避けるため、運転席に庄司、後部座席に藤本が座り、少しでも怪しい車が近づくと毛布をかぶって隠れるという微妙なスタイルのデートだった。

藤本はその時の様子を「まず初めてのデートの時に“僕、好きだな”って言われたんですよ。初めてのドライブの時に」と振り返り、「僕、なんか連絡先交換した時から、いい子だなって思ってて」と言われたと明かした。その時は、「私は好きじゃないです」ときっぱりと伝えたそうだが、一方で、自分の好きな少女漫画をわざわざ読んできて、話を合わせようとしてくれたりと、「楽しい人だな、いい人だな」と、少しずつ好意を抱くようになっていった。

しかし、アイドルという立場を考え、交際を断った藤本。それでも庄司は「どんなことを言われても、好きになったものは止められないので、好きのままでいていいですか」「好きなんです。止められないんです」と告げられたという。藤本が「こんなに振り続けても、こんなに言ってくれる人って、多分この人以外いないんじゃないのかなって思いました」と、付き合うことを決めた時の気持ちを明かすと、スタジオからは「ちょっとしたハラスメントよね?」「これはたまたま、お2人がスゴく幸せになったからよかったですけど、正攻法と思わないでね」と、必ずしも正しいパターンではないという声が上がった。

そして、2007年5月、事態は急変。モーニング娘。のリーダー就任直後に突然、所属事務所の担当マネージャーに呼び出された藤本は、庄司とのデート姿を捉えた熱愛スクープ記事を見せられ、「どうするの?」と今後のことを聞かれた。しかしここで藤本は「モーニング娘。を辞めます」と即決。「世間が何と言おうと、自分の将来は自分で決める」という信念を貫き、モーニング娘。脱退を決意。リーダーになって史上最短、わずか25日での脱退となった。

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