朝ドラ『ばけばけ』 北川景子の出演が解禁! ヒロイン役・髙石あかり「北川さんが役に入っていく瞬間がすごく好き」
2025.7.10 13:15
髙石あかりがヒロインを務める、2025年度後期 連続テレビ小説『ばけばけ』。この度、新たな出演者として北川景子が発表された。
北川景子は、ヒロイン・髙石あかりさん演じる主人公・松野トキに武家の娘としての教養を厳しく教え、傳(堤真一)と共にトキを見守る雨清水タエを演じる。北川は連続テレビ小説初出演となる。
■トキの親戚 / 雨清水タエ
(役柄)
松江でも随一の名家に生まれ、大勢の女中たちに囲まれながら何不自由なく育った。凛とした気品と厳しさを兼ね備える。親戚であるトキにも、武士の娘としての品格を求め、礼儀作法やお茶など武家の娘としての教養を厳しく教えている。
▼北川景子 コメント
今回私が演じます雨清水タエは、松江藩で代々家老を務めた家の出で、三十人近い奉公人にかしづかれ育ったお姫様です。
タエは文明開化の真っただ中で、これまでの身分制度が廃止されたにも関わらず、時代の移ろいについていくことができません。
姫として教養を受け育ち、武家の誇りを持ち生き続けてきたのに、ある日突然生活能力を身につけて働けと言われても、タエは戸惑うばかりで時代にアジャストするという価値観はありません。
タエは最後まで誇りを捨てることなく生きていくのか、子どもたちのために誇りを捨て、一度死んだつもりで生きるのか、決めなくてはならなくなります。
国のために生き、国に翻弄された姫を、心を込めて演じます。
タエの身の上に起きたことが決して架空のお話ではなく、その時代に起きていたことだと理解して、最後まで役と向き合っていきたいと思います。

▼髙石あかり(主人公・松野トキ)コメント
タエがトキに向ける愛情は、とても深く、近くで見守ってくれているだけで力になってくれる心強い存在です。
そして、タエの持つ真の強さはトキに大きな影響を与えていると思います。
北川さんが役に入っていく瞬間がすごく好きで、たたずまいやまとう空気が一気に変わっていきます。
そんな北川さんが本読みの場で、コメディ部分に思わず笑っている姿を見るとお芝居とのギャップでドキッとしてしまいます。

また、北川の出演解禁にあわせて主人公・松野トキの親戚、雨清水家(堤真一、北川景子、板垣李光人)の役衣装写真が公開された。

▼制作統括・橋爪國臣コメント
タエというキャラクターは、明治時代になっても武家としての誇りと矜持を持ち続ける女性です。時代が移り変わる中でも変わることなくいるように見える一方、心のなかには葛藤を抱き続けています。この役をどなたに演じていただくか考えた時、真っ先に思い浮かんだのが北川景子さんでした。
トキに、厳しくも愛情深く接するタエを、役への強い思いをもって演じてくださっており、とても目を引くシーンになっています。北川さんの凛としたたたずまいと芝居で、タエという女性を唯一無二の説得力を持って表していただいています。
堤真一さん、板垣李光人さんとともに、雨清水家がとても魅力的です。
《物語》
明治時代の松江。松野トキは、怪談話が好きな、ちょっと変わった女の子です。松野家は上級士族の家系ですが、武士の時代が終わり、父が事業に乗り出すものの失敗。とても貧しい暮らしをすることになってしまいます。世の中が目まぐるしく変わっていく中で、トキは時代に取り残されてしまった人々に囲まれて育ち、この生きにくい世の中をうらめしく思って過ごします。
極貧の生活が続き、どうしようもなくなったトキのもとに、ある仕事の話が舞い込んできます。
松江に新しくやってきた外国人英語教師の家の住み込み女中の仕事です。外国人が珍しい時代、世間からの偏見を受けることも覚悟の上で、トキは女中になることを決意します。その外国人教師はギリシャ出身のアイルランド人。小さい頃に両親から見放されて育ち、親戚をたらい回しにされたあげく、アメリカに追いやられ、居場所を探し続けて日本に流れ着いたのでした。
トキは、初めは言葉が通じない苦労や文化の違いにも悩まされます。ところが、お互いの境遇が似ている事に気が付き、だんだんと心が通じるようになっていきます。しかも、二人とも怪談話が好きだったのです!
へんてこな人々に囲まれ、へんてこな二人が夜な夜な怪談話を語り合う、へんてこな暮らしが始まります――。
※実在の人物である小泉セツ(1868―1932)をモデルとしますが、大胆に再構成し、 登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描きます。原作はありません。
連続テレビ小説 『ばけばけ』は2025年秋よりNHKにて放送開始
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