映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』 主題歌にキタニタツヤの新曲が決定!綾野剛「(この楽曲は)”最後の最大の共演者”」

2025.5.28 13:30
キタニタツヤの写真

6月27日(金)公開の映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』の主題歌がキタニタツヤの書き下ろし楽曲『なくしもの』に決定。同時に最新予告映像と場面写真も解禁された。

映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』は、第6回新潮ドキュメント賞受賞、福田ますみのルポルタージュ『でっちあげ福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫刊)を映画化した作品。「これは真実を疑う物語」というキャッチコピーと共に、2003年に実際に起きた教師による児童への体罰事件を描く。三池崇史監督のもと、綾野剛、柴咲コウをはじめ、亀梨和也、木村文乃、光石研、北村一輝、小林薫ら豪華キャストが集結。

この度、アーティスト・キタニタツヤが本作のために書き下ろした新曲『なくしもの』が映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』の主題歌に決定した。キタニタツヤは2023年にTVアニメ『呪術廻戦』「懐玉・玉折」オープニングテーマ『青のすみか』をリリースし、iTunes総合トップソング・ランキング1位をはじめとするデジタルチャート23冠を達成。配信からわずか3か月弱でストリーミング総再生回数1億回を突破した実力派アーティストだ。

本作のために書き下ろした新曲『なくしもの』について、キタニタツヤは「他者に奪われ壊され摩耗した人間が、全てを取り戻せないことを知っていてなお、再び他者を信じ手をとって立ち上がる。そういう強さは美しいなとこの作品を観て感じ、それを詞とメロディに込めました」と語った。

主演の綾野剛は「キタニさんがこの作品にとても誠実に向き合ってくれて、(この楽曲は)”最後の最大の共演者”だなと思いました。歌詞がいい意味で散らばっていて、必死に手繰り寄せている感じがしました。それは、薮下や律子さん、あの世界を生きている人たち全員共通することなのかもしれないと。とても深い部分で音楽を感じられて、本当に感謝しています」とコメント。共演の柴咲コウも「人間のモヤモヤしている部分を彷彿とさせられました。映画と同化していて、締めくくりに相応しい楽曲だと思いました」と述べている。

同時に解禁された最新予告映像では、教え子・氷室拓翔(三浦綺羅)に”体罰”をしたとして告発された教師・薮下誠一(綾野剛)が追い詰められていく姿が切実に描き出されている。拓翔のランドセルを乱暴に投げつける薮下、涙を溜めながら怪我をした拓翔に寄り添う律子(柴咲コウ)、薮下に謝罪を強制する校長・段田重春(光石研)と教頭・都築敏明(大倉孝二)薮下の元へ取材に訪れる鳴海三千彦(亀梨和也)など、それぞれの登場人物が織りなす緊迫した状況が映し出される。

そこに重なるのが、キタニタツヤの力強くも澄んだ歌声。自分を見失うほどの喪失感を抱えながらも、それでも生きる意味を探し続ける歌詞のメッセージが、薮下の”孤独”に肩を寄せる。そして、儚く切ないメロディを背景に、叫ばれるそれぞれの思い…。
―薮下「私は体罰をしていません」
―律子「傷ついている息子が、苦しみから解放されることを切に願っています」
―鳴海「私が記事を書かなければ、あの人たちを救うことはできない」
各々が信じる真実と揺るぎない思いが複雑に入り混じり、見る者の感情を揺さぶる。最後に、“いつか生きててよかったと思えるでしょうか”の歌詞と共に画面は暗転。同時に、「なぜ、それを信じますか?」のメッセージが表示される。

最新予告映像はこちらから

また新たに公開された場面写真からは、教室で拓翔ににじり寄る冷酷な表情の薮下や、夕日を背に涙ぐむ薮下の姿、虚ろな目で前を見つめる律子の姿が確認できる。

映画の場面写真
映画の場面写真
映画の場面写真

<STORY>
2003 年、小学校教諭・薮下誠一(綾野剛)は、保護者・氷室律子(柴咲コウ)に児童・氷室拓翔への体罰で告発された。体罰とはものの言いようで、その内容は聞くに耐えない虐めだった。

これを嗅ぎつけた週刊春報の記者・鳴海三千彦(亀梨和也)が“実名報道”に踏み切る。過激な言葉で飾られた記事は、瞬く間に世の中を震撼させ、薮下はマスコミの標的となった。
誹謗中傷、裏切り、停職、壊れていく日常。次から次へと底なしの絶望が薮下をすり潰していく。一方、律子を擁護する声は多く、“550 人もの大弁護団”が結成され、前代未聞の民事訴訟へと発展。

誰もが律子側の勝利を切望し、確信していたのだが、法廷で薮下の口から語られたのは―「すべて事実無根の“でっちあげ”」だという完全否認だった。これは真実に基づく、真実を疑う物語。

映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』は6月27日(金)全国公開
配給:東映

公式HPはこちらから

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