光石研 名バイプレイヤーが生まれるまで 高校生から始まり、還暦を迎えた今“自身の演じ方”を振り返る
2025.5.17 10:30
5月17日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』には、俳優の光石研(63)が登場。タイを訪問し、自身の演じ方を見つめ続けてきた、これまでの俳優人生を想起する。
芝居の世界に足を踏み入れたのは半世紀近くも前、17歳の頃。友人と共に映画『博多っ子純情』のオーディションに応募し、主演をつかみ取った。その後、数々のドラマや映画に出演し、さまざまな役を熱演。日本のエンターテインメントを語るうえで欠かすことのできない、名バイプレイヤーとなった。タイには映画の撮影で幾度か訪れているといい、首都・バンコクでは観光客の寄り付かないローカルなエリアを歩きまわる。ラーメンを題材にした作品に出演した際には10軒近くのラーメン屋を巡ったといい、当時も訪れた店を再訪。思い出の味に舌鼓をうつ。
思い出巡りの旅を続け、また別の映画で舞台として使用したというホテルに向かえば、記憶のなかよりも格段にきれいにリノベーションされた建物がたっていた。「ちょっときれいになりすぎちゃって…」と、時代の流れを感じつつも、共演した浅野忠信と芝居をしたプールサイドに立つ。タイでの撮影は、現地スタッフたちとの交流でもあったといい、日本の現場とは違う、どこか開放的で仕事を楽しむ空気が常に流れていた。「他の国の現場っていうのはどういうんだろうっていう好奇心がすごいあって」と、海外に一歩踏み出したからこそ見えてきた気付きを語る。
さらに今回の旅では、光石が現在の自分の芝居にたどり着いたきっかけについても語る。「光石研を撮るわけじゃない、映画を撮るんだ」、そう気付かせてくれたのは、同世代の監督たちとの仕事だったといい、自身の転換点となった出来事について話し始める。
『アナザースカイ』は、日本テレビ系にて今夜11時から放送。