カズレーザー 増加する高齢ドライバーの事故…しかし運転を辞めることで健康リスクは約8倍に?決断の難しい問題に解決策はあるのか

2025.8.20 09:45
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カズレーザーの写真

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が19日に放送された。今回のテーマは『芸能人が提言 令和の新法律SP』。放送のたびに大きな反響を呼んでいるこの企画も、今回で第4弾。出演者たちがオリジナルの法案を持ち寄り、日常に潜む問題や違和感に光を当てる。高橋真麻は、『高齢者運転免許取り消し法』を提案した。

「2019年の池袋の暴走事故や、高齢者の運転する車が児童の列に突っ込むなど、痛ましい事故がいまだに多発している」とプレゼンを開始した高橋。運転免許を保有できる年齢に上限を設けることで、問題を解決できるのではないかと話す。認知機能の低下を考慮し、80~85歳あたりを線引きのラインとして想定するとしたが、他出演者たちの反応は賛成と反対とで割れた。

高橋真麻の写真

「私反対です」と、ゆうちゃみがまず口火を切った。80代であっても認知機能の低下には個人差があるといい、田舎に住む人にとって車の運転は必須と主張する。またサバンナ・高橋茂雄は、早くに認知機能の低下が始まった人も、制限年齢まで車の運転を続けてしまうと懸念する。一方、古市憲寿は賛成の立場。免許取得可能年齢が現在18歳であることから、「下限があるのであれば上限をつけてもいいのでは」と意見を述べた。

議論は賛成2、反対4で開始されたが、ここから専門家たちもデータや知見を共有する。

伊藤安海教授の写真

山梨大学大学院総合研究部工学域機械工学系教授の伊藤安海氏は、今年度の上半期に都内で発生した交通事故のうち、20%が65歳以上の高齢者によるものと説明。さらに高齢者の事故が増加傾向であるにもかかわらず、免許の返納数は池袋の暴走事故が発生した2019年がピークで、減少しているという。番組が調査した結果によれば、高齢者の方が運転に自信があると考える傾向があり、島崎遥香は「(運転能力の可否が)自己判断っていうのは怖い」とコメントした。

高齢者の運転リスクについて解説される一方、高齢ドライバーにも免許を手放せない事情があった。運転できない高齢者の足となるべき路線バスの本数は、昨今のドライバー不足によって年々減少。そもそもバス路線が通っていない地域もあり、運転ができなくなったことで社会から孤立してしまうケースも存在するという。加えて、運転を辞めた高齢者の抱える健康リスクも問題。普段の活動量が低下することで心身機能の衰えも進み、要介護状態になるリスクは運転をする高齢者に比べ、約8倍にもなるのだとか。

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