堂安律 「俺って商品なんや…」高額移籍金で交渉決裂に落胆と怒りの過去を告白もチームの愛情に感謝
2025.8.4 11:00
サッカー日本代表の堂安律が、2日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演。初の海外進出となったオランダ・フローニンゲンを訪問し、プロ選手であるが故の逃れられない現実に直面し苦悩した過去、チームの愛情について語った。
19歳でオランダの地を踏んだ堂安だったが、日本で所属していたガンバ大阪からの移籍の裏には、白熱した交渉劇があったと明かす。堂安の獲得のため来日したFCフローニンゲンの当時のCEO、ハンス・ナイランド氏は、はじめガンバ大阪に1.5億円の移籍金を提案。しかしガンバは堂安との契約期間がまだ2年残っていたことから、約3億円を提示し、ハンス氏を激高させた。「ガンバでプロ契約させてもらって、でも僕、プロになるというよりも海外でプレーすることが僕の夢やったんですよね、小さい頃から」と話し、海外チームへの移籍を心待ちにしていた堂安は、立ち消えになりそうな交渉に絶望し、ふて寝を決め込んだ。
しかし堂安が目覚めて携帯を見ると、代理人から何件もの着信通知が。話を聞くと、ハンス氏が“手ぶらで帰るわけにはいかない”と、3億円の支払いを決定したといい、こうして欧州で実績のない若手選手への投資としては異例の金額で移籍が決まったという。移籍後半年は思うような活躍ができなかったものの、後半ではチーム内のシーズンMVPを獲得する働きを見せる。しかし、その活躍と同時に堂安はプロサッカーがビジネスであることを痛感することになる。
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