堂安律 「もっと“エゴイスト”に」 オランダ・フローニンゲンを再訪 19歳で臨んだ、海外での挑戦の日々を振り返る

2025.8.2 10:30

8月2日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』にはサッカー日本代表の堂安律が登場する。強烈なシュートでファンを魅了し、2022年のカタール・ワールドカップでは、日本チームの躍進に貢献した。今や日本サッカーを語るうえでは欠かせない選手となった彼が、海外進出のファーストステップとなったオランダのフローニンゲンを再訪する。

堂安がオランダに渡ったのは19歳の頃。英語も満足に話せず、生活するのも一苦労だったと語る。2年間住んでいたが、ゆっくりと街を歩く機会は稀(まれ)。自宅の周囲やチームメイトと訪れる店以外は、ほとんど街について知らないという。それは堂安が観光や留学のためでなく、戦うためにオランダに渡ったからだった。彼にとってオランダは、サッカー選手として試合の中で成長し、自身のことを世界に認めさせる、一世一代の勝負の場。チームメイトとの軋轢(あつれき)、言語の壁、さまざまな障害を乗り越える必要があった。かつて暮らしていたアパートを訪れると、「絶対に弱みを見せたらいけない」と、逆境の中部屋で一人、孤独に自分を鼓舞し続けていたことを想起する。

所属していたチームのホームスタジアムに足を運ぶと、初めてチームメイトたちと顔を合わせた日を思い出した。「プロとして来てるというより、試されてるというか…」と、遠く離れた日本からやってきた19歳の堂安は、チームメイトの前でも気を引き締める必要があった。当時ガンバ大阪に所属していた堂安を移籍させるためにチームが支払った金額は3億円。19歳のアジア人に本当にそれだけの価値があるのか、ファンもチームメイトも値踏みするような視線を向けていた。「もっとエゴイストに」、アウェーな空気の中でも結果を残そうともがいた、挑戦の日々を振り返る。

常に気を張っていたオランダでの日々だったが、チームメイトと何とか打ち解けようと努力し、パスがもらえるようになってくると、少しずつ状況が好転する。決定的な場面にもかかわれるようになり、堂安に対して厳しい視線を送っていたサポーターたちの評価も徐々に変化した。旅を通じ、堂安は改めて、自身を成長させてくれたフローニンゲンへの思いを語り始める。

『アナザースカイ』は日本テレビ系にて今夜11時から放送。

写真提供:(C)日テレ

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