蒼井優「娘にバレないよう声を変えて頑張りました」“アンパンマンの弟”役に挑戦 映画『それいけ！アンパンマン チャポンのヒーロー！』イベントレポート

6月27日（金）より公開の映画最新作『それいけ！アンパンマン チャポンのヒーロー！』の公開に先立ち、【映画公開記念！みんなヒーロー！イベント】が開催され、声優の戸田恵子、蒼井優、お笑い芸人のパンサーの3人が登壇した。

昨年公開の映画『それいけ！アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』が興行収入7.3億円を超える映画アンパンマンシリーズ史上No.1大ヒットとなった勢いそのままに、今年も待望の最新作『それいけ！アンパンマン チャポンのヒーロー！』が6月27日(金)より全国公開される。

公開約1か月前の5月20日(火)、「横浜アンパンマンこどもミュージアム」で『映画公開記念！みんなのヒーロー！イベント』が開催された。アンパンマン役の戸田恵子、ゲスト声優としてチャポンを演じる蒼井優、ばいきんまんが発明したロボ2号ほかを演じるパンサー(向井慧・尾形貴弘・菅良太郎)、そして数多くのアンパンマン曲を歌うドリーミングが登場。さらにアンパンマンとばいきんまんも姿を見せ、会場は大いに盛り上がった。

「横浜アンパンマンこどもミュージアム」内のパンこうじょう前ひろばには、アンパンマンの登場を心待ちにするたくさんのこどもたちが集まっていた。アンパンマンが元気よく登場すると会場は割れんばかりの声援に包まれ、ばいきんまんが姿を現すとさらに大盛り上がり。

そしてアンパンマン役の戸田恵子と、今作でゲスト声優を務める蒼井優が登場。蒼井はプライベートでも訪れたことがある「横浜アンパンマンこどもミュージアム」での思い出について「私が手作りしたコキンちゃんの帽子を被せて娘と一緒に来ました。そこで子供の顔写真を入れられるキーホルダーを作って、じぃじ、ばぁばにもプレゼントしました」と語った。

演じたチャポンというキャラクターについて蒼井は「娘が本当にアンパンマンのことが大好きなので、この映画を楽しんでもらうために、娘にバレないよう声を変えて頑張りました」と、最愛の娘を意識して演技をしたことを告白。戸田は「アンパンマンが”お兄ちゃん”と呼ばれて慕われるシチュエーションは初めてなんですよね。アンパンマンも、チャポンと一緒に本を読み聞かせたり、髪を拭いてあげたりなど、弟ができてすごいうれしかったんじゃないかなと思いますし、それを意識してアフレコに臨みました」とアフレコ当時を振り返った。

さらに戸田は蒼井の役作りについて「優ちゃんが娘さんのために声を変える努力をしたと言うけれど、娘さんはまったくお母さんとは気づかれないと思います！チャポンが可愛らしいのだけども、中盤から勇気をもってたくましく成長するところが素晴らしい演技で…素敵なチャポンが生まれたと思います」と絶賛。

その後、アンパンマンの曲を歌うドリーミングとともにパンサーの向井慧、尾形貴弘、菅良太郎が登場。尾形は「みんなサンキュー！ばいきんまんも反省しているんで、一緒にいいですか？」と先ほどアンパンマンに懲らしめられたばいきんまんと肩を組んで登場し、「今日は晴天で、スーパー晴れ男だったやなせ先生が見守ってくれていると思います」と、原作者のやなせたかし先生の晴男エピソードを披露した。

演じたキャラクターについて「我々は申し訳ないですけど、アンパンマンを倒さないといけないので、本気でロボを演じさせていただきました」と意気込みを語った向井。パンサーの演技について戸田は「まさにニンジンさんは凄い新鮮な演技で、この業界の人では味が出せないと思いました」と菅の演技を絶賛。ロボ2号を演じた向井・尾形については「同じ言葉で何かを表現するのがとても大変なのですが、2人は”チャポン”と”メロメロ”だけで演技されていて素晴らしかったです。短い言葉にもパンサーさんの雰囲気が出ていて”さすがですね”としか言いようがなかったです」と、2人の難しい演技を高く評価した。

尾形はプライベートでお子さんと訪れた「横浜アンパンマンこどもミュージアム」について「おすすめが、ステージでやるショーなんですが、今この場所にアンパンマンと一緒に立てていることが子供に胸張れて誇らしいですね」と興奮気味に話した。

その後、ドリーミングを筆頭に登壇者と会場のお客さんで、テレビアニメでは流れないフルコーラスの「アンパンマンのマーチ」を生歌唱。「アンパンマンのマーチ」のお気に入りの歌詞を聞かれると、蒼井は「大人になってからなんですが、『今を生きる ことで熱い こころ 燃える』という歌詞が好きで、仕事とか先のことを考えて不安になることが多い中で、今のことを考えて生きていれば、心が萎（しぼ）むことなく熱くいられる！と短い歌詞に意味が凝縮されていてとっても好きです」と答えた。