カズレーザー “すっぴんだから在宅でも無視”さまざまな理由で、1年間に約5億個にもなる再配達荷物…“再配達有料化”の是非を徹底討論
2025.5.14 11:00
カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が13日に放送された。今回は『芸能人が提言!令和の新法律SP 第2弾!』。いつもは専門家たちから講義を受ける側の出演者たちが、現代社会の抱える問題を解決するべくオリジナル法案を持ち寄り議論を行う。以前放送された第1弾では、『救急車を有料にする』、『賞味期限をなくして消費期限だけの表示に変更』などの法案が提案され、大きな反響を呼んだ。今回、俳優の武藤十夢は、便利さの裏で社会問題化している配送業界の問題に切り込み、『宅配の無駄を減らす!再配達有料化法』を提案した。
「何度も再配達依頼する人っているじゃないですか。あれって、配達員の方ってタダ働きだって聞いたんですよ。それってやっぱり無駄だし、配達員の方の手間とかにもなるし、人手不足だったり、あと、高齢化っていう問題も抱えている中で、良くないことだと思うんですよね。なので、再配達を有料化して無駄を減らすべきだと私は思います」という武藤の主張から始まった議論。コロナ禍の巣ごもり需要の影響もあってネット通販が急拡大したこともあり、物流量は年々増加。宅配便の数は年50億個を突破する裏で、物を運ぶドライバーの高齢化は進んでおり、人手不足が加速している。
そんななかで再配達が必要な荷物は全体の1割、約5億個もあり、しかも、配達完了で報酬が支払われるため、再配達は実質タダ働き。そういった状況が、ただでさえ人手の足りない業界を圧迫。このままではあと5年、2030年には荷物の約35%が届かなくなるという予測もあるという。
武藤の提案に対し、スタジオではさまざまな意見が飛び交う。内田恭子は「有料化するべきだと思います。消費者としては、もう頼めば持ってきてくれるっていうのが当たり前になってますけども、これがお金かかると思った瞬間、意識も変わってくると思う」とコメント。

一方で反対を主張するオカリナは「一人暮らし、まず受け取れないというか。たまたまロケで5日間いない間に来られて、もう一回、勝手に再配達で来られたりした場合、もうどうしようもできないというか」と、どうしても再配達を依頼せざるを得ない場面があると話した。
再配達を有料にする武藤の提案に、出演者たち7人は賛成派4人、反対派3人となったが、専門家たちもこの議論に加わる。