カズレーザー 「2億しか負けなかったです」 トランプショックが起こる直前、カリスマ投資家はどう動いた? 激動の年を乗り切るお金の最新知識
2025.5.8 10:30
カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が6日に放送された。今回のテーマは『トランプショックで日本経済はどうなる? 激動の2025年を乗り切るお金の最新知識』。金融や株式の専門家たちが、投資にまつわる最新知識を解説した。
カリスマ投資家のテスタ氏は、様々なニュースが流れた2025年上半期でも特に衝撃的だったものとして、4月3日にトランプ大統領が打ち出した相互関税に関する方針を挙げた。“トランプショック”とも呼ばれるこのニュースによって、日経平均は一時歴代3位の下げ幅となる大暴落を経験。しかしその一週間後にはトランプ大統領が一転、報復措置をとらない国や地域には税率の発動を90日間停止する発表をしたことで株価は再び上昇し、市場を混乱させた。

そんなトランプショックによる混乱のなか、テスタ氏はどう動いたのか。武藤十夢が「テスタさんはこの乱高下、大丈夫だったんですか」と聞くと、テスタ氏は全体的に投資する額を減らしていたと話す。トランプショックの直前、直近数か月の日経平均の下限値を下回る傾向がみられたことから危険を感じたとのことで、「2億しか負けなかったです」と話すと、そのあまりのスケールの違いから笑いが起こった。ただこれは、テスタ氏からすれば冗談ではないようで、「でも、そこでしっかり防御に回っていなかったら、それこそ、たぶん10億以上減っていた」と語る。つづけてトランプショックをはじめとした危機が起こった際の注意点について説明してくれた。
「皆さん結構忘れがちなんですけど、なんとかショックみたいな大きく下がったとき、みんなそれがどうなったら改善されるんだろうとか、この問題はいつ片付くんだろうとか、そういうことをすごい考えるんですね。でも僕はなんとかショックみたいなのですごい下がったときに、別のなんとかショックが起きたらどうするんだろうっていうことを考えます」と話すテスタ氏。例えば今回のトランプショックと同時に、もしまたコロナみたいなことが起きたら…など、大きなショックが市場を襲ったときこそ、さらに最悪のケースを想定する必要があるという。