アニメ『薬屋のひとりごと』 猫猫役・悠木碧がロサンゼルスで猫猫の代名詞「これ、毒です」を生アフレコで披露!「Anime Expo 2025」
2025.7.17 16:00
後宮を舞台に【毒見役】の少女が様々な難事件を解決する、大人気後宮謎解きエンターテインメントのアニメ『薬屋のひとりごと』。この度、猫猫役の悠木碧&子翠(楼蘭役)の瀬戸麻沙美がアメリカ・ロサンゼルスにて開催された「Anime Expo 2025」に登壇した。
後宮を舞台に【毒見役】の少女が様々な難事件を解決する、シリーズ累計4,000万部突破の大人気後宮謎解きエンターテインメント『薬屋のひとりごと』(著者:日向夏・イラスト:しのとうこ(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)。
第2クールが7月4日(金)に最終回を迎え、放送終了後には【続編の制作決定】も発表され、さらなる盛り上がりを見せた。
そしてこの度、アメリカ・ロサンゼルスにて開催された北米最大のアニメコンベンション「Anime Expo 2025」に猫猫役・悠木碧と子翠/楼蘭役・瀬戸麻沙美が登壇。
会場内には、北米の「薬屋」ファン2000人が集結。猫猫、壬氏、そして子翠のコスプレに身を包んだ人たちの姿も見られ、開始前から場内は熱気に包まれていた。まず初めにPVが流されると場内は歓声に包まれ、さらに悠木、瀬戸が登壇すると会場内のボルテージは一気に上がり、さらなる大歓声に包まれた。
悠木、瀬戸が北米のファンの熱量に圧倒されながらも、悠木が「Hello AX!Are you enjoying The Apothecary Diaries? I’m very happy to be here with you just after the Season 2 finale. Please have fun today!」と英語であいさつすると、会場からは「アオチャンカワイイーーー!!」と日本語でのレスポンスも。
さらに瀬戸が「Hello everyone! I’m so happy to join the Anime Expo stage with Aoi-san this year! Please enjoy the show!」と手元に用意したメモを見ながら英語であいさつすると、悠木が「瀬戸ちゃんカンペ見てる!」とばらし、場内は笑いに包まれながら、イベントがスタートした。
Anime Expo初参戦となった悠木は、LAそしてイベントの雰囲気について聞かれると「ずっとLAに来たいと思っていたので、ようやく来ることができてうれしいです!北米にもこんなに『薬屋のひとりごと』を応援してくださっている人がいるのも本当にうれしいですし、みなさんの熱量もすごくて圧倒されています!」と興奮気味に話した。
今回のイベントは、北米時間で7月4日(金)夕方、日本時間では7月5日(土)朝に実施されており、まさに最終回放送直後。そんなタイミングでのイベント実施について気持ちを聞かれると、悠木は「第2期は話したいことがたくさんあるエピソードばかり。みなさん最終話はもう見ましたか? 朝からイベント来ていたら、まだ見れていない人もいそうですね。おうちに帰ったらぜひとも見てください。素晴らしい最終話になっています。」と第2期への自信をのぞかせた。
さらに瀬戸からは「ここまで薬屋を毎週見て、心を動かされた皆さんと今このタイミングで会えることが素晴らしく、幸せです」と感動を共有。

ここからは、ステージでこれまでの猫猫と子翠のシーンの生アフレコが披露されるということで、場内は一層盛り上がりを見せた。はじめに披露されたのは、第25話「猫猫と毛毛」よりふたりの出会いのシーン。シーンが披露されるとさらなる大きな歓声が。
悠木は、「この状況での生アフレコの披露、すごく緊張します…!」というと、瀬戸は「碧さんが一緒なので安心したのと、一つセリフを入れるたびに皆さんがリアクションを取ってくれるので新鮮です」と感想を語った。
そして、第2期から登場した子翠のキャラクター作りについて聞かれると、「とにかくテンションを上げて!とディレクションがありました。ここまで見ていただいている皆さんならわかると思いますが、楼蘭と子翠のギャップをつけたいという狙いがあったからです。とくに楼蘭を演じる時は、目的を完遂するための“意思”をにじませることを強く意識していました。子翠として演じる時は、目的のために動いている面はあるものの、猫猫と小蘭と過ごしているときは子翠の本音の部分や、この関係性、笑顔も嘘ではない、ということが伝わるように演じることを意識していました」と話すと会場からは、感嘆のため息が。
さらにふたりの関係性の作り方について聞かれると、悠木からは「瀬戸ちゃんとふたりで芝居しているときは、猫猫と子翠の間柄に自然となっていて、あまり意識をしたというよりはスッとこの空気感になっていた気がします。心地いいふたりの距離感を作っていきました」と語った。

猫猫・英語吹き替えキャスト Suzie Yeung、英語版音響ディレクター・Shawn Gann
次に披露されたのは、放送時もものすごく反響の大きかった第45話「蟇盆」より、猫猫が子翠と呼ぶか楼蘭と呼ぶか迷うシーン。緊迫感あふれるシーンの披露に、観客は息をのんで生アフレコを見守り、披露が終わるとスタンディングオベーションが起こり、割れんばかりの拍手で会場が包まれた。ファン、そして司会者も涙ぐみながら進行されるような一面も。
このシーンの舞台裏について聞かれると、瀬戸は「この日のアフレコは特にマイク前ではすごく集中していた記憶があります」と答えると、悠木からは「このシーンに向けて、ふたりで何か細かく打ち合わせしたわけではなく、ふたりで通じあって、セリフに思いがすごく乗って、まさに役に取り込まれるような感覚でした」と語りました。さらに瀬戸からも「こういう大切なシーンは、役者の集中力が大切で、とてもいい環境でアフレコできました。アフレコ終わりは、碧さんが中心となって和やかに過ごしていました」と舞台裏について明かした。
そして、子翠のラストシーンについてどう演技プランをしていたのかを聞かれると、瀬戸は「最初から結末はわかっていて演じていました。コミックスをアフレコの参考にしながら読んでいたんですけど、最後の楼蘭の語りがすごいセリフ量があって。でもとても大切なシーンなので、アフレコの結構前から準備して挑みました」というと、悠木からは「第41話の『狐の里』のアフレコで、「今日デート回だね!」って瀬戸ちゃんに言ったら、「最後のデートですね」って返事が来て…!」と話すと、衝撃の発言に会場内もざわつき、瀬戸は「子翠としてはこの後の結末に向けての覚悟も決まっていたので、一足先にナーバスになってました…笑」と事情を説明。さらに悠木からは「猫猫からすると、新しい里に来て、文化などに興味津々なんだけど、子翠からすると全然違った見え方をしていたりもするんです。そんなヒントになるようなシーンがたくさんあるので、ぜひもう一度見直してほしいです」と熱く語った。

そして、最後の1シーンとして披露されたのは、『薬屋のひとりごと』、そして猫猫の代名詞となったシーンでもある第6話「園遊会」での毒見シーン。シーンの映像が始まると会場内からは息をのむ声が。そして「これ、毒です」というセリフが出ると、会場はこの日一番の盛り上がりに包まれた。拍手が鳴りやまない中、このシーンのアフレコについて聞かれると、悠木は「このシーンはプロジェクトPV、本編でかなりディレクションも演じ方も違っているのでぜひ聞き比べてみてほしいです。今は、ものすごく自分に猫猫がなじんできたので、このシーンを見るとこの毒スープおいしいのかな…なんて思ってしまったりもします」と茶目っ気たっぷりに言うと、会場も笑いに包まれた。
生アフレコも終わり、イベントも終盤に差し掛かると、なんとこのイベント用に書き下ろされた猫猫と子翠のスペシャルビジュアルが解禁。猫猫に抱き着こうとする子翠のイラストに場内は大盛り上がり。最終話放送直後だからこそ、心が動かされるイラストに、瀬戸は「子翠から抱き着きにいってるけど、猫猫も悪くない。って思ってる感じがかわいいですよね」と言うと、悠木からは「この猫猫の表情を日本語では“まんざらでもない”って言います笑」と日本語で表現し会場は笑いに包まれた。

最後にふたりから、会場に集まった皆さんへのメッセージとして、瀬戸からが「今日は会いに来てくれてありがとうございます。みなさんの熱量を肌で感じました。薬屋の話をしているときのみなさんのリアクションが本当にうれしかったです。続編が決まったとのことなので、引き続き愛して応援してくれたらうれしいです」と、悠木からは「今日は瀬戸ちゃんと一緒にロサンゼルスの皆さんにお会いできて本当にうれしかったです。みなさんの熱量が高く、ビシビシと伝わってきてとっても嬉しいです。今回は一緒に来れなくて本当に悔しがっていた壬氏も、皆さんの反応に喜んでいると思います。笑 続編があるということで、またいつか「薬屋」のお話をみなさんとできたらうれしいです。その時はまた暖かく迎え入れていただけると嬉しいです!」と届け、イベントは大盛り上がりのまま終了した。

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