11浪→8留→国家試験5連敗…48歳になってもまだ医師になる夢をあきらめないメンタルお化けの医学生を直撃

2025.7.18 10:00
SUPEREIGHT・村上信五の写真

7月14日の『月曜から夜ふかし』では、最近話題になった“48歳の医大生”を直撃することに。彼が医師を目指す理由などを直撃した。

『全国のご当地問題を調査した件』として取り上げたのが、最近SNSでも話題となった“48歳の医大生”。浪人11回、留年8回、国家試験も5連敗と散々な様子ではあるが、それでもまだ医師を目指して挑戦を続けているという。どんな人物なのか気になった番組スタッフは、彼に会うため一路広島へと向かった。

自宅を訪ねると、「つまらないものですが…」ともみじ饅頭を差し出して出迎えてくれた、噂の人物・神乃(じんの)さん。部屋の中を見せてもらうと、19年敷きっぱなしのせんべい布団に、地デジの時代になって10年以上経つにもかかわらず未だに使っているというブラウン管テレビなど、約20年間、時が止まっている雰囲気をうかがわせていた。そんな部屋の中で毎日10時間、国家試験に向けて勉強を続けているのだという。

彼の足跡を聞かせてもらうと、塾や予備校に頼らず我流で勉強を続けたため、医大に入るまでに11回浪人。さらに医大生となった後、解剖実習で11歳年下の女の子に話しかけたものの無視されてしまったことにショックを受け、それがきっかけ?で大学を8回留年するという、紆余曲折の人生を歩んでいた。これまでにかかった費用はざっと2000万円以上。塾講師のアルバイトで生計を立てているそうだが、足りない分は既に後期高齢者となっているご両親から月に2~3万円ずつ仕送りしてもらっているという。

現在、一人で黙々と勉強している神乃さんだが、定期的に元同級生の現役医師(10歳以上年下)2人に勉強を見てもらっているという。そんな2人に神乃さんが合格できない理由を聞いてみると「地頭ですかね」とバッサリ。だが単なる悪口かと思いきや、これには神乃さんの年齢も大きく関係している可能性も。というのも、医師国家試験は「基本は暗記」なのだそうで、年齢から記憶力が低下してしまっている神乃さんにとっては「詰め込んでは抜けての繰り返し」なのだそう。

村上信五とマツコ・デラックスの写真

医師国家試験と聞くとかなりの難関のように聞こえるが、実は合格率90%で、それに応じた勉強をすればかなり受かりやすい試験なのだそう。神乃さんも前回の国家試験では合格点にあと10点だけ足りなかったそうで、次こそは受かるのではないかと、元同級生の2人も期待を寄せていた。そんな神乃さんが目指しているのは精神科のお医者さん。「こんな人間でも生きていていいと広めたい」という神乃さんだが、ここまで諦めが悪いと確かにメンタルはかなりの強さがありそうだ。

最後に神乃さんは薄くなった頭髪をアピールし「合格への一本道があります!」という。だが毛の抜け方が一本道ではなくV字型になっていたため「分岐してるよ!」「けもの道じゃん!」と年下の元同級生からツッコまれ、笑いをとっていた。果たして神乃さんは夢をかなえることができるのか、今後も注目だ。

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写真提供:(C)日テレ

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