カズレーザー 若い世代にも拡大中の“高血圧”…今がまさに旬の野菜に隠された、驚異の血圧改善効果とは
カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が15日に放送。『日本の食卓が激変!?食の大発見SP』というテーマの今回、信州大学農学部准教授の中村浩蔵氏が、高血圧症状の劇的な改善が見込まれるという食品を紹介した。居酒屋の定番、中華にも大活躍の夏野菜が持つ以外な効果に、スタジオ中の注目が集まった。
運動不足や過剰な塩分摂取、そしてストレスによって、現代人は重大な高血圧リスクに晒されていると中村氏はいう。特に近年は、普段あまり血圧を気にかけない傾向にある若い世代にも症状が拡大中とつづけた。その理由は高血圧ならではの特徴にあるといい、別名“サイレントキラー”と呼ばれる高血圧の症状は自覚することが難しいという。病院や定期健診で問題なくとも、自宅や職場、早朝などに高血圧になる危険性もあるのだとか。
今回の出演者のなかにも、「妊娠を機にぐぐっと上がりました」というバービーや、「私はもう常に高いと思って生きております」というタイムマシーン3号の関太など、健康が心配される面々がいた。そんな人々に朗報と中村氏が紹介したのは、ナス。中村氏が2019年に発表した最新研究によれば、ナスには高血圧改善に役立つ『コリンエステル』が大量に含まれているという。ほかの野菜の平均に比べ、その量約3000倍。これほど多く含まれている理由はナスの脅威的な成長スピードにあると見られ、コリンエステルが野菜を急成長させる力を持つことに関係しているという。

コリンエステルが高血圧改善に効果を発揮するメカニズムについて、中村氏は胃や腸から吸収され、自律神経に作用して心身をリラックス状態にすると説明を続ける。血圧を上げる物質の分泌が抑えられ、高くなりすぎた血圧を下げる効果があるという。さらに、高血圧の人は血圧を調整するセンサー、圧受容器の働きが鈍っている場合があるというが、コリンエステルで血圧が安定すれば、この機能が回復する可能性もあると語った。

高血圧症状の改善に効果が期待される食材、ナス。中村氏は今回、ナスに含まれ血圧改善効果の要であるコリンエステルが倍増する調理法についても解説した。
高血圧に悩むバービーとタイムマシーン3号・関のふたりを連れて街に出ると、まずコリンエステルの多いナスの選び方からレクチャー。できるだけ長いものを選ぶと良いといい、これはコリンエステルが野菜の成長を促す成分と考えられているため、開花してから収穫までの時間が長ければ長いほど、含有量が多くなる傾向があるからという。12〜15cm、ちょうど一般的なスマホと同じくらいの大きさがよいとした。またホルモン剤などを使って成長が促進されたものよりも、自然に時間をかけて大きくなったものの方が含有量が多い可能性があると話し、お尻の部分が尖がっているものではなく、きれいな丸みを帯びているものを選ぶことをすすめた。
キッチンに移り、いよいよ調理する際のポイントについて解説。まず、ナスは生の状態で切らないことを推奨し、これは生のまま切ると中からコリンエステルを分解する酵素が実から出てきてしまい、コリンエステルを分解してしまうからだという。チクチクとした頭の部分も生の状態で処理しない方が好ましいといい、まずはそのままラップに包んで、500wの電子レンジで1分加熱。その後に切り始めることがオススメとのこと。これは、コリンエステルが熱に強く、反対にコリンエステルを分解する酵素は熱に弱いためといい、また加熱することで細胞膜や細胞壁が破壊され、これらに包まれ消化されづらかったコリンエステルが出てくるため、効果が約2倍になる可能性があるという。
さらに中村氏は、コリンエステルを倍増させる調理法として、油で揚げることを勧めた。水分が飛んで、コリンエステルの濃度をさらに倍にできるとのこと。今回の番組ではシンプルに素揚げにしていただいた。
実食前、バービーと関の血圧は、バービーが最高164、最低115。関が最高151、最低108。高血圧の基準値は上が135、下が85とされており、ふたりともかなりの高血圧であることが分かる。食べることで効果が期待されるナスの量は一日に4分の1本、種類による違いを考慮して1日2本を食べれば完璧という中村氏の指示に従い実食した2人だが、その効果は果たして。

ナスに多く含まれる高血圧改善成分・コリンエステルの効果を実証するべく、ナスの素揚げを食べたバービーとタイムマシーン3号の関。バービーが最高164、最低115、関が最高151、最低108であった食前の数値を参考にする。
食べたあとの経過を観察すると、バービーは食後10分で効果が現れはじめ、1時間後には最高・最低ともに20程度の数値の減少がみられた。関については30分後から効果がみられ、最高と最低の両方で、安定して10程度、数値の減少がみられた。中村氏によればこの効果は12時間ほど持続するといい、血圧改善以外にもリラックス効果による睡眠改善の効果も期待できるという。
なお今回は素揚げで実験をしたが、睡眠改善効果を高めたければ、みそに含まれるトリプトファンが、安眠へと導くメラトニンの原料となることから、ナスのみそ汁は相乗効果が期待できるとのこと。また、塩分の取りすぎを控えたい人にはトマトやズッキーニなど、ナトリウムを排出するカリウムが豊富に入った野菜と一緒に食べられるラタトゥイユ、肥満が気になる人には、カプサイシンによる脂肪燃焼効果と血圧低下効果という、うれしい効果が期待できるトウガラシを使った麻婆ナスなどの料理がおすすめされた。
写真提供:(C)日テレ文:entax編集部