第104回 全国高校サッカー選手権大会 主題歌が3人組バンド「T.N.T」の『未来へ』に決定!手越祐也「僕の負けず嫌いやタフさは全てサッカーから」

第104回 全国高校サッカー選手権大会の主題歌が3人組バンド「T.N.T」の『未来へ』に決定した。
今年2月に活動を開始した「T.N.T」は、早くも主要音楽チャートを席巻している注目の新人グループ。今年4月にリリースした 1st EP『ZERO』は、iTunes ロック部門 1 位、総合2位を獲得。6 月の1st Single『Starting Over』の MV もオリコンやレコチョクのデイリーランキングで 1位に輝き、大きな話題に。
また、『八王子魂Festival & Carnival 2025』や『黒フェス2025』といった大型フェスにも出演し、確かな演奏力と熱量あふれるライブパフォーマンスで注目を集めている。
今回制作された応援歌『未来へ』は、高校サッカーに情熱を注ぐ選手たちを鼓舞する楽曲。作詞はメンバーの手越祐也が担当。大のサッカー好きとしても知られる手越が、自らの経験も回顧しながら、”二度とない今日という日”を大切に戦うこと、そして”刻まれた時の全てが 今も僕を支えている”と、仲間との絆を表現した楽曲となっている。
♦ T.N.T インタビュー
――応援歌を担当すると聞いたときの感想は?
【手越祐也】
めちゃくちゃうれしかったですし、夢のようでした。小さい頃からサッカーをやってきたので、僕の負けず嫌いや身体のタフさという基盤は全てサッカーから来ています。これまで高校サッカーには関わったことがありませんでしたが、僕も年齢を重ね、将来を担う若い世代の夢を応援したいと思っていました。自分自身、いつかこうした形で関わりたいと願っていた夢の仕事だったので、今回このお話をいただいたときはうれしくて、すぐにメンバーの2人にもテレビ電話で連絡しました(笑)。
【kyohey】
T.N.Tは結成からまだ1年経っていないバンドですが、始まって間もない我々に応援歌を任せていただき、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。出場される選手たちにとっては「自分たちの年はT.N.Tが応援歌を歌ってくれたんだ!」と一生の思い出になると思うので、しっかり背中を押したいし、応援したいという気持ちを全てぶつけなければならないという責任感も感じています。
【Furutatsu】
僕は高校生のときに進路を思い悩んでいた時期があるのですが、そのときにいろんな先輩方から応援やアドバイスをいただけていたので、頑張っている高校生を応援できる機会をいただけてうれしかったです。それと同時に、今度は僕が彼らの背中を押したいという気持ちになりました。

――高校サッカーのイメージは?
【手越祐也】
高校サッカーに出場する選手たちは、人生と青春を懸けて戦っていますし、やはりトーナメントというのはすごくキラキラする場所でもあり、残酷でもあります。たった1試合で、思い描いたパフォーマンスができなかったときに夢が潰(つい)えてしまう。一発本番というところも含めて、とにかく熱くて、青春そのもの。笑顔と涙が分岐点になる、さまざまなドラマが生まれる印象がありますね。
【kyohey】
何度かテレビで高校サッカーを見たことがありますが、やはり人生をかけて一つのことに熱中し、トップを目指すことは誰にでもできることではないと思います。そこに立っている人たちは、それまでに負けた人たちや、これまで支えてくれた方々など、大勢の気持ちを背負って立っています。特に10代のピュアな気持ち、むき出しの感情、涙など、勝負の世界なので残酷なこともありますが、そこにある涙はとても美しいと思うんです。向き合ってぶつかり、それで一つのことを成し遂げようとするその姿勢に心を打たれます。
【Furutatsu】
僕は少しバンドに似たものを感じています。たとえば、ライブ1本のためにものすごい時間をかけてリハーサルしたり、その下地として基礎練習をたくさんしますが、それはサッカー選手たちも同じです。選手権は、高校生たちが今までやってきた練習の成果を披露する場所だと思うので、とても感情移入してしまう、そういう大会だと思います。