カズレーザー 女性にも急増の“隠れ水虫”…マニキュアやハイヒールも悪化の原因?専門家が正しい予防法を伝授
2025.7.23 11:15
カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が22日に放送。『夏に要注意!人には言えない体のお悩みSP』というテーマの今回。『夏に大増殖!放置するとヤバイ隠れ水虫 完全対策マニュアル』という講義では、島根大学医学部皮膚科で准教授の千貫祐子氏が、日本人の5人に1人、およそ2500万人が感染している可能性もあるという水虫について解説。特に夏場は急激に増加する魔の季節と言い、若い女性にも感染が拡大中だという。
千貫氏によれば、水虫の原因は、白癬(はくせん)菌というカビの一種が原因であるという。高温多湿の環境で増殖しやすく、この菌が足に付着すると菌が出す酵素で角質層へ侵入し、さらに深部へと進んで、菌に対して体が免疫反応を起こすと、かゆみや赤みが発生するのだとか
かゆみだけでなく、白癬菌の出す酵素で、角質層が軟らかくなった結果、悪玉菌が繁殖して足も臭くなってしまうという水虫。女性の感染者が増加している理由について千貫氏は、女性人気の高いヨガや岩盤浴といった場で感染が拡大していると分析する。千貫氏によれば水虫患者のうち90%程度の人は、まだ菌が肌の表面の角質層に留まっていて無症状。“隠れ水虫”と呼ばれる状態で、無自覚であり、こうした人たちが裸足になる場所に出かけると、知らず知らずのうちに菌を他の人に感染させてしまうのだという。
さらに千貫氏は、女性は感染してしまった場合も、女性ならではの原因よって水虫を悪化させてしまうことがあると話す。ネイルやハイヒールが原因になると言い、かかとの高いハイヒールを履くと指先が圧迫されて、爪への負担が増加。さらに硬化したジェルやネイルで爪が浮くと、白癬菌が隙間に入り込んで繁殖してしまうという。またマニキュアを落とす際に使用する除光液も、成分のアルコールが爪の水分や油分を奪うために爪がもろくなり、菌が繁殖しやすくなるため水虫を悪化させてしまうとのこと。

千貫氏はそんな気をつけていても感染してしまいそうな水虫について、正しい予防法や処置方をレクチャー。水虫菌は仮に足に付着しても24時間以内に洗い流せば感染を防ぐことができ、毎日、石けんの泡で優しく足を洗うことを推奨する。この際、ゴシゴシとこすってしまうと、かえって足に細かな傷がついて菌の侵入経路を作ってしまうため、注意が必要とのこと。
また、白癬菌は軽くて舞い上がりやすいため、家の中では掃除機を定期的にかけることで予防ができるという。感染してしまった場合は、薬を使用して治療するしかなく、皮膚科などで薬を処方してもらい、塗り薬であれば最低2か月、症状が出ている所だけでなく足全体に薬を塗り込むとよいとアドバイスした。
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