カズレーザー ”近年増加中の男性の更年期障害” 機能の低下や、夜間の頻尿…2分でできる、症状を緩和させる方法とは

2025.7.23 10:15
メープル超合金・カズレーザーの写真

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が22日に放送。『夏に要注意!人には言えない体のお悩みSP』というテーマでおくられた今回。『夏バテと見分けがつかない?30代から始まる更年期障害の正体!』という講義では、東京医科大学で地域医療指導教授をつとめる平澤精一氏が、近年増加中の男性の更年期障害について、女性の更年期障害とは異なる原因や対処法を解説した。

平澤氏はまず、これまでも取り上げられることの多かった女性の更年期障害について、のぼせやほてり、抑うつ感に不安感、そのほか頭痛、めまい、不眠など、症状は多岐にわたると言及。主に閉経前後の計10年間、約45歳から55歳で発症すると言い、その原因は女性ホルモン“エストロゲン”の量の低下にあるという。対して男性の更年期障害は、男性特有の症状として男性機能の低下や、夜間の頻尿、ほかには女性の更年期と同様の症状も起こるとのこと。男女ともに、ほてりや倦怠(けんたい)感といった症状は、夏バテと症状が似ていて勘違いされることも多いことから、夏は更年期の症状が見逃されてしまいがちな季節であるという。

カズレーザーは男性の更年期障害について、以前から興味があったと言い、「あんまり世間が興味ないんですよね。女性は結構激しく変化するけど、たぶん(男性は)うっすらとした症状で年々変わっていくと、老化なんじゃないかっていうので、あんま言っても共感されづらい話」とコメント。平澤氏によればその感覚は正しいという。女性のものとは異なる、男性の更年期のメカニズムについて触れながら説明を続ける。

平澤氏は「女性の更年期は、エストロゲンの急激な低下ですけれども、男性も“テストステロン”っていう男性ホルモンの低下が原因なんです」と話す。主に精巣で作られるホルモンであるテストステロンには、精子の生産を増やしたり、筋肉や骨を強くしたりする働きがあるというが、この分泌量が加齢と共にゆっくり下がってくるのだという。閉経の前後10年間で急激に変化が起き、その後症状が改善に向かう女性のものとは異なり、男性の場合は早ければ30代から、生涯にわたりゆっくりと変化が進むことから、ある意味終わりが見えないという。

平澤精一の写真

平澤氏いわく、テストステロンの減少を招く原因には、強い緊張感やストレスがあると言い、中年の男性が更年期障害を発症しがちであるのは、中間管理職など、仕事で非常にストレスが強い世代であることも関係していることが考えられるという。またテストステロンは“社会性ホルモン”とも言われており、社会とのかかわりとも関係があり、帰属できる居場所がなくなったり、周囲の人と交流する機会が減ったり、さらに自己肯定感が低下したりすることも、減少のトリガーになりうるとのこと。加えて肥満体型も、肥満によって増加する酵素“アロマターゼ”がテストステロンをエストロゲンに変化させてしまうことから、結果テストステロンが減ってしまい、更年期障害を誘発する要因になると説明された。

原因についての説明を終えると平澤氏は「男性更年期障害の一番前面に出てきやすい症状というのは、うつ症状なんですよ」と話す。「自殺願望とか、自傷行為がある場合は、やはりうつ病の可能性のほうが高いということになりますし、血液検査でコルチゾールとテストステロンを両方調べれば、更年期障害の目安になりますね」と言い、見分けるには専門機関で男性ホルモンの量を検査する必要があるという。医療保険の適用対象で6000円ほどで検査を受けられるということで、今回はカズレーザーとタイムマシーン3号の2人が実際に受診した。

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