サンタクロースを阻む現代社会の壁…お金や法律、大人が本気を出せばサンタを完全再現できるのか？

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今回の検証に協力してくれたのは、お笑いコンビ・きしたかの。2人のうち、高野正成に協力してもらい、相方の岸大将にプレゼントを届けるターゲットとして検証を実施した。偽番組ロケの前乗りという体で呼び出し、岸が寝静まった深夜1時、とうとう検証をスタート。

高所作業車を動かすと、高野が「これこんな音なんの？」と声をあげるほどすさまじいエンジン音の中、墜落制止用器具をつけたサンタ役のスタントマンを乗せて上がっていき、その後、サンタは煙突から下りていく。この音で子どもなら起きてしまいそうなものだが、岸の眠りは深いようで、全く起きるそぶりを見せない。

サンタは、順調に煙突を抜け、家の中に侵入成功。スタジオでVTRを見守っていた出演者たちからは、「きたきたきた！」、「すごい！」と歓声が上がる。

音を立てないよう慎重に廊下を進み、岸が寝ている部屋へ。そっとふすまを開け、寝ている岸の枕元にプレゼントを設置。静かに部屋から退散した後は、煙突を登り、見事検証を成功させた。

この結果にスタジオの面々からは再び歓声が上がったものの、今回の検証にかかった費用は人員の手配や移動費、車両のレンタル費用など諸々合わせて総額約255万円。現代の日本では、人間がサンタ活動をするのは容易ではないことがわかった。

ちなみに、スタッフたちは今回の検証動画を本物のサンタにも確認してもらった。
日本でただ1人のグリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタ、パラダイス山元さん。映像を見た山元さんは「今、サンタクロースはほとんど煙突から入っていかない。入れないものは入れないので仕方ない。サンタクロースはですね2001年から玄関から入ることになってます」とコメント。

どうやら時代にあわせてサンタも進化しているようで、“サンタはどんな家の玄関も開けられるマスターキーを持っている”そう。最後に大金をかけたすべての検証をひっくり返す事実が判明し、幕を閉じた。

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