突然両足が動かなくなり車いす生活へ…伝説の助っ人・クロマティ(72)を襲った病魔とそれを支える家族に密着
2025.11.7 19:35
クロマティは2019年に当時の読売ジャイアンツの監督・原辰徳の依頼により読売ジャイアンツのアドバイザーに就任。日本を拠点にして過ごすうちに知り合ったのが今の奥様なのだという。
2人の出会いはアメリカンクラブ。奥様がマスクを落としたのに気づいたクロマティが声をかけたのが最初だったそうだが、当時を振り返り奥様は「(クロマティだと)本当にわからなくて、彼(クロマティ)も友人といたので。(友人が)スキンヘッドだったし、印象はもうマフィアですよ」と語る。しかし一目ぼれしたクロマティが毎日連絡するなどの猛アプローチをした結果、晴れて2019年に2人は結婚。2020年に息子のチャズくんが誕生し、幸せな日々を送っていた。
しかし2021年、家族でアメリカに里帰りしていたクロマティを突如病魔が襲った。突然足に力が入らなくなり、立つことさえままならない状態になってしまったのだ。クロマティを蝕んだ病気、それは『ギラン・バレー症候群』。手足に力が入らなくなり、重症化すると呼吸もできなくなってしまうという恐ろしい病気である。
一般的には回復することもあると言われている病気ではあるが、クロマティの場合は日に日に症状が悪化した。奥様は当時の生活について「彼が歩けなくなって2年間は寝られなかった。夜中もちゃんとチェックして。息してるかな?とか。血圧も測ってやってました」「人生試されてんのかな、みたいな…」と辛い日々を振り返った。
当時はまだチャズくんも1歳10か月と幼く、手がかかる時期。奥様は幼い息子の育児と病気の夫のサポートを一手に担うことになってしまった。それだけにクロマティの奥様への感謝は深い。別れる決断をせず一緒にいてくれた奥様を「彼女は特別なんだ」と語る。










