自分の顔や発言が悪質フェイクニュースに? “詐欺グラフ”“AIによる捏造”…可愛らしいモンスターたちと学ぶ体験型“ハロウィンイベント”が表参道で開催【FAKE NEWS MONSTERS展】

2025.10.31 16:00
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フェイクニュースの実態を“モンスター”に見立て、楽しく学べる『FAKE NEWS MONSTERS展』が10月24日(金)〜11月3日(月・祝)の期間限定で開催(東京・Rand表参道)。初日から中高生などが訪れて、体験を楽しむ姿が見られた。

生成AIの普及などにより、「それらしく見える」フェイクニュースの情報は増加し、拡散はより巧妙化。誰もが、知らぬ間に真偽の不確かな情報の流通に加担してしまうリスクが高まっている近年──特に若年層は、日常的に情報の受発信を行う機会が多い一方で、情報の真偽を見極める力や向き合い方を学ぶ場は限られている。

ハロウィンの季節に合わせて企画された今回の『FAKE NEWS MONSTERS展』(主催:Yahoo!ニュース)は、そんな「情報との向き合い方」を、用意された4つの体験コンテンツを通して直感的に学べる体験型イベント。

開催初日となった24日(金)、LINEヤフー株式会社 執行役員 マーケティングCBUリードの永田裕子氏は、「フェイクニュースについて深く知ってもらうためには、まず興味を持ってもらうことが非常に重要」と本イベントの方向性を明示。元がフェイクニュースだけあって“可愛いけど可愛くない”モンスターたちが来場のきっかけに、果ては「フェイクニュースについて考えるきっかけになれば」と、自ら情報を発信する身として思いを語った。

実際に本イベントを体験した学生たちからは、「日頃インターネットを使うことが多くても、自分がフェイクニュースにされる側というのは体験したことがなかった」「自分が思っていた以上のことに大きくされてしまうのが酷いと思った」「いざ自分の視点になってみると、切り抜かれる怖さを体験できた。非常にいい機会だった」などの声が上がっている。

|モンスターたちと学ぶ、4つの“フェイク”

① タイトルビッグマウス
誤解を招く記事タイトルをつけるモンスター「タイトルビッグマウス」。キャラクターの前に立ち、マイクに向かって「今日あった出来事」を話す(キーボード入力も可)と、その内容が“悪質なタイトル”になり、記事風の吹き出しとなってモニターに大量に生成される。

②データバイアスザウルス
データの数値やグラフを都合よく見せて、印象をコントロールするモンスター「データバイアスザウルス」。都合よく見せたグラフと元データを比較して、“詐欺グラフ”を学べる。

③AIイリュージョニスト
AIを用いて現実に存在しない画像や動画を生み出すモンスター「AIイリュージョニスト」。クロマキー合成で来場者が捏造記事等にされる体験ができる。

④キリヌキザリガニ
動画の一部分を切り抜き、都合よく編集するモンスター「キリヌキザリガニ」。“切り抜き”前後の動画を見て、印象の違いを体感できる。

『FAKE NEWS MONSTERS展』 
場所:Rand表参道(東京都渋谷区神宮前4-24-3) 
開催:10/24(金)〜11/3(月・祝)

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