女子ケイリン・佐藤水菜が世界選手権で同一種目2連覇達成!今夜、快挙の模様が放送
南米チリのサンティアゴで開催された「2025年 UCI トラック世界選手権大会」は、最終日に女子ケイリンでディフェンディングチャンピオンの佐藤水菜選手が劇的な金メダルを獲得し、昨年に続く同一種目での連覇を達成した。
■女王・佐藤水菜、圧巻の捲りで歴史的連覇
最終日の女子ケイリンには、佐藤水菜に加え、酒井亜樹、仲澤春香の3名が出場した。佐藤と仲澤は1回戦を突破したが、酒井は敗者復活戦で敗退。準々決勝では佐藤が通過した一方、仲澤はトラック内側のブルーバンドを走行したため降着となった。佐藤は準決勝も3位で突破し、6名による決勝へと駒を進めた。
昨年2位だったヘッティ・ファンデワウ(オランダ)が姿を消した決勝。序盤から集団後方に位置していた佐藤は、残り1周半で一気にスピードを上げ、集団を捲る。先頭に立つと、猛追するエマ・フィヌカン(イギリス)を振り切り、そのままフィニッシュラインに飛び込んだ。2021年と2022年の世界選手権で銀メダルに甘んじた悔しさを昨年に晴らし、アルカンシエル(世界チャンピオンジャージ)をまとった佐藤が大会連覇を達成。女子競輪でも活躍する佐藤が、日本発祥のケイリンで圧巻の強さを見せつけた。



また、佐藤は3日目の女子スプリントでも躍動し、決勝に進出。オランダのファン・デ・ヴォウに惜敗したものの、銀メダルを獲得している。

■窪木一茂が男子オムニアムで銀!その他、惜しい結果も
大会4日目、男子オムニアムでは窪木一茂が素晴らしい走りを見せ、銀メダルを獲得した。最終のポイントレースで苦戦しながらも終盤にラップポイントを加え、ベルギーのリンジー・デ・ファイルダーと同ポイントながら着順差で上回り、2位に滑り込んだ。2023年大会の銅メダルを上回る結果となった。


■その他の日本人選手の結果
• 男子ポイントレース: 兒島直樹は最終局面までメダル争いを繰り広げたが、最後のポイント周回で逆転を許し、惜しくも4位でレースを終えた。

• 男子スプリント: 太田海也は準々決勝に進出したが、優勝したイギリスのマシュー・リチャードソンに敗れ、敗退となった。

• 女子マディソン: 内野艶和・垣田真穂のペアは、上位勢と同一周回で粘り強く走り、5位と健闘した。

• 女子ポイントレース: 最終日に行われたこの種目で、内野艶和は50ポイントを獲得し、8位入賞を果たした。

• 男子マディソン: 男子オムニアムで銀の窪木一茂が兒島直樹と組んだが、上位勢に対して劣勢を強いられ、12位という悔しい結果に終わった。

• 男子エリミネイション: 橋本英也は早々にエリミネイトされ、24位だった。












