人はなぜ電話をしている時にウロウロ歩き回ってしまうのか?を検証 そこには納得の“科学的な理由”があった

2025.10.23 10:00
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霜降り明星・せいや、ヒコロヒーらの写真

10月21日に放送された『X秒後の新世界』では、オフィスでよく見る動作について、そのメカニズムを解明した。

本番組は日常の中に潜む見逃しがちな謎や不思議な現象を新しい視点で解明・検証し、X秒後に視聴者を新世界へと誘う新感覚バラエティー。今回は『318秒後、ウロウロしている人に同情したくなる』と題し、電話を片手にウロウロ歩き回ってしまう現象について検証を実施した。

わざわざ座っているところから立ち上がり、周囲をウロウロと歩き回りながら電話する人々。オフィスや街中でよく見られ、また自分もやってしまいがちな行為だが、自然と歩き回ってしまうのには科学的な理由があるという。東北大学大学院、脳科学研究部門の細田千尋准教授が解説してくれた。

細田氏いわく、人間は立場が上の人や緊張する相手からの電話にウロウロしてしまいがちだという。脳は緊張状態になると、逃げるのか戦うのかという二択の間で揺れ動くといい、すぐ逃げたり、すぐに戦えるよう、身体に“動け”という命令をするのだそう。そのため緊張する相手からの電話には思わず立ち上がってウロウロしてしまうといい、ほかにも返答の難しい質問や浮気の言い訳など、とっさになにかを考えなければならない状況に追い込まれるなどすると、身体が動いてしまいがちなのだとか。

実際に試してみたくなった番組スタッフは、実験を開始。協力してくれたのは芸人のハリウッドザコシショウで、同じ事務所で20年来の付き合いというコウメ太夫をターゲットにした。アドリブが苦手なコウメに対し、無茶ぶりな電話をかけて歩くかどうかを検証する。

偽の打ち合わせに呼び出されたコウメ太夫。着物も白粉もない状態で現れた。ザコシは「こんなもんコウメか分かんないじゃないですか」とツッコミを入れつつ、電話をかける。突然のザコシからの連絡に驚いた様子のコウメだが、長い付き合いであるし、これだけでは当然立たない。そこでザコシは、知り合いのディレクターからコウメを使いたいという話を聞いたとウソをでっちあげ、「丸っきりの新ネタが欲しい」とウソの要求をたたきつけた。

「新ネタある?」というザコシに、「これから作んないと…」と、若干困惑気味なコウメ。「即興のやつが欲しいみたいだから今やってみて」と、ザコシが電話口で急な無茶ぶりをすると、ついにコウメは立ち上がり、徘徊(はいかい)を開始。実験は成功を収めた。

さて、検証は大成功だったものの、急な無茶ぶりをコウメは、その後もネタを考え続け、5分ほど局内を歩き回った。そして満を持して、電話越しにネタを披露し始めたのだが、「チャカチャカチャンチャン…」、丸っきりの新ネタとは何なのか。完全な持ちネタで、様子を見ていたみちょぱ(池田美優)は「あのチクショーシリーズだったら新ネタとかくそもない」とバッサリ。容赦のないコメントに、スタジオでは笑いが起こるのだった。

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写真提供:(C)日テレ

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