見上愛 演出家志望で事務所に入るも、連れていかれたのはオーディション? 思いがけないデビューのきっかけを明かす

演出家志望で事務所に入ったものの、役者のオーディションに連れていかれた見上。「あれ?なんか演出家じゃない…?」。物語を作るつもりが、気づけば自分が物語の中で演じることになってしまった。困惑しつつも、事務所やマネジャーに薦められるがまま、いくつものオーディションを受け続け、2019年にデビューを果たした。デビュー直後の見上にきたオファーは、少ない予算で作られる自主製作映画などの作品。撮影の規模こそ大きくなかったが、現場には本気でモノづくりに励む人たちがいた。
見上は活気に満ちた現場の様子を思い出し、「この出会いがすごく大きかった。スタッフさんも10人いるかいないか、それこそ1人の人が美術も助監督もADも全部やるみたいな。一人一人が色んなお仕事をしながら作品を作っていて、自分は根本的にモノづくりが好きなんだなっていうことを思わせてもらえた」と話す。この時あらためて感じた、自身のモノづくりへのパッションは、スタッフが100人を越える現場で芝居をするようになった今も、変わらず持ち続けているのだという。
中学生のころには想像すらできなかったキャリアを歩む現在。見上は思うようにはいかない人生の面白さを語る。「生きてる中で色んなタイミングとか、いわゆる運みたいなものとか、そういう出会いとかがそれぞれあると思うんですけど、きっとそれが私にとっては“俳優になってみませんか?”っていうタイミングだった。やってみないことには何が向いているか分からないし、それが楽しいか楽しくないかもわからない」と言ってほほ笑んだ。
今は俳優として有名な彼女だが、表現することであれば、果敢に色々なことに挑戦する。「自分のパーソナリティって、役者の仕事をしている時だけの自分じゃない。色んなことに興味があって色んな表現をしているっていうのは、ものすごく自然なことのような気がします。自分が楽しく生活するためにも、色んなことに興味を持って、多面的でいたいなっていう風に思っています」と、俳優だけではない、表現者としての道を歩み続ける決意を語った。
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