鳴木(岩田剛典)の元に送り込まれた労基の臨検が…見事な切り抜け方にSNS「人の心があると思ってたのは、やっぱり計算?」
2025.7.16 18:15
7月13日に日本テレビ系日曜ドラマ『DOCTOR PRICE(ドクタープライス)』第2話が放送された。父を自殺へと追い込んだ医療業界の闇を暴くため、メスもカルテも持たないひとりの男が立ち向かう─。“転職したい医師に値段をつけて、病院相手に売りさばく”通称、医師専門転職エージェント・鳴木金成。人と金を操り、グレーな手法で、欲にまみれた者たちを裁く、痛快×医療サスペンス。
(※以下、ネタバレを含みます)
「見つけたいんです。父を死なせた、犯人を」。3年前、父・将成(林泰文)が全責任を負った医療過誤の真相を追う鳴木金成(岩田剛典)は、極東大学病院のパーティー会場に赴き、一同にそう告げる。「将成先生はオペの結果に強く責任を感じていた」と、当時のことを話そうとする倉持(坪倉由幸)を網野(ユースケ・サンタマリア)は制止する─。

ある日、鳴木と夜長(蒔田彩珠)は、友人の消化器外科医・安斎悠人(尾上寛之)からホテルのラウンジに呼び出されていた。初めての結婚記念日を妻と一緒に過ごせなかったという安斎は、ワークライフバランスを保ちやすく、給料もいい療養型病院へ転職させてほしいという。「君のために動いてみよう」と鳴木が告げる中、そこに転職エージェント会社『メディエイト・マネジメント』の石上道徳(三浦貴大)が現れる。「一度療養型に就職すれば、オペの腕が鈍り、一般病院に戻りたくても戻れなくなる」と、石上から助言される安斎だが、「僕は医師としての幸せより、人としての幸せを選びたい」と言い、鳴木に転職を依頼することに決める。

極東大学病院の傘下で、網野が顧問を務める愛咲療養病院への就職が決まった安斎。過労によって亡くなった父親のような医師にはならないと誓い転職をしたものの、療養型病院で働くことがつらくなっていたのだ。安斎は、「こんな転職じゃ喜べない」と妻からも言われ、ひどく落ち込んでいる時に鳴木が現れ、「一度療養型病院に進んだら、一般病院には転職できない。だが私なら可能だ」と告げる。鳴木は安斎の再転職に向けて動き出すのだった。

夜長は鳴木にそれは問題があると指摘し、「ていうか、石上さんの指摘通りになってません?」と聞く。鳴木は「それは違う」と否定し、「安斎くんは壁にぶつかる必要があった。でなければ彼は一生自分の人生を肯定することができなかっただろう」と続ける。そして、鳴木は若手不足と人材の流出に悩んでいるケアミックス型病院の双葉記念病院にヘッドハンティングを提案。安斎の双葉記念病院への転職を成功させるのだった。安斎が納得して先に進めるよう、あえて壁にぶつからせる鳴木に「鳴木さん、案外人の心がある!」「安斎先生が笑顔を取り戻してほしい」「今回は友人のために頑張る鳴木さんなの?」と鳴木の見せた人間性に、驚く声が多くあがっていた。
