『スター・ウォーズ』のR2-D2にはピンク色バージョンが!?映画本編にも登場した仲間に秘められた感動エピソードとは
2025.5.5 12:30
5月3日放送の『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』スペシャルでは、映画『スター・ウォーズ』に登場するR2-D2にまつわる感動的なエピソードが紹介された。
5月4日は“スター・ウォーズの日”ということで、制作会社であるルーカスフィルムを訪れた笑コラスタッフ。ここで働くCGモデラーの成田昌隆さんから「R2-D2のピンクバージョンがある」と教わり、それにまつわるエピソードを取材することに。
R2-D2といえば、『スター・ウォーズ』シリーズに第1作から登場し、様々なシーンで主人公のピンチを救ってきた小型ドロイド。愛らしいデザインとピコピコという電子音が特徴的な、シリーズを代表する人気のキャラクターだ。
白い胴体に青いラインというデザインなのだが、このラインが青ではなくピンク色のバージョンのものがあるという。“R2-KT”というそのドロイドの情報を探るべく、スタッフは西海岸のサンフランシスコから、東海岸のサウスカロライナ州にあるコロンビアへと飛んだ。ここに暮らすアルビン・ジョンソンさんという男性がR2-KTの持ち主。家の中へと招かれるとそこにはR2-KTが出迎えてくれていた。
持ち主のアルビンさんは実は筋金入りのスター・ウォーズファンで、世界的なファンコミュニティーである『501st Legion(第501軍団)』の創設者。元々は劇中に登場する帝国軍の兵士“ストームトルーパー”のコスプレをして集まる数名のファンの集まりだったが、それを見て喜ぶ子どもたちの姿を見て、病気の子どもたちを訪問して勇気づける活動をする慈善団体へと変わっていったのだという。賛同するメンバーも増え、今では世界各地に支部ができ、会員数も1万4000人以上にものぼるという、巨大なファンコミュニティーとなっていた。
そんなアルビンさんにはケイティちゃんという娘がいた。お父さんの影響もあってかスター・ウォーズが大好きだったというケイティちゃんは活発に動き回る元気いっぱいな子だったという。しかしケイティちゃんが6歳になった頃から、なんでもないところでつまずいて転んだり、すぐに体力を消耗してしまったりと体調に変化がみられるようになったという。
気になったアルビンさんが検査を受けさせると、医師からは耳を疑うような告知が。なんとケイティちゃんには脳腫瘍があり、しかも手術はとても難しく、治療をしても半年、持って1年の命だというのだ。「世界が一瞬で暗くなり、何かが押し寄せてくるような感覚でした」と当時を振り返るアルビンさん。告知を聞いたその瞬間は病室中のものを投げ、暴れまわるほど取り乱してしまったという。