過去の恋愛ドラマはすべて“セクハラ”?マルハラ、ロジハラ…細分化する“○○ハラ”がコンプラ意識を変化させたのか

2025.4.10 10:15
林修の写真

3月30日放送の『林修・若林の国民の疑問~今なんでこーなった?~』では、コンプライアンス意識の変遷がテーマとして取り上げられた。“○○ハラスメント”という言葉がその要因ではないかという説に、スタジオも大いに盛り上がった。

「日本はなんでこうなった?」と思うことについて、近現代史の事象をひも解くことで要因を探っていく、という内容のこの番組でテーマとなったのは『コンプライアンスはなんでこんなに変わったの?』。その要因となった出来事の1つとして『1989年に“セクシャルハラスメントが”が新語・流行語大賞に選ばれたこと』が挙げられた。それから12年後、「パワーハラスメント」という言葉が生まれた。これにより“○○ハラスメント”と言う言葉が次々と生み出されることになり、様々な不快感の要因が言語化され突きつけられたことが人々の意識を変えた、というのだ。

ゲストの井森美幸は「自分は思っていないのに、もしかしたらそういうこと(ハラスメント)をしている可能性もあるのかと思うと、いろんなこと本音で言えなくなっちゃうなと」と感想を語ると、林は「仰った通り」という。「つらい思いをして言えなかった人が(言語化されたことで)ちゃんと言えるようになったっていう良い面はありますけど」とした上で「(誰かに“○○ハラ”と言われないよう)ビクビクして暮らさなきゃいけなくなったっていうのも事実」とその弊害も指摘した。

好きでもない人からの告白も“告白ハラスメント”になる、という話題からは、過去の恋愛ドラマは今ではほぼ全てセクハラになる可能性がある、という話に。さらに「髪切った?」と聞くこともセクハラ扱いされる恐れがあることについて、ゲストのサッカー元日本代表・槙野智章は「オレ、すぐ言っちゃいます。すぐ気づくんで」という。MCのオードリー・若林正恭は「言われた時の清潔感とかもあると思うんですよ。だから槙野さんはたぶん大丈夫なんです。でもオレがドギマギしながら女性タレントに“髪切った?”って聞いたらダメ」と語り、これにはゲストのみちょぱ(池田美優)も「ちょっと怖いかも…」と引き気味のリアクションを取っていた。

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