『モアナと伝説の海』似たヘアスタイルの人が水に浸かる様子を観察!?リアルなキャラ作り秘話とは
2024.11.22 10:30日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。
ディズニーの最新作『モアナと伝説の海2』が公開されるのを記念して、11月22日は、その前作である『モアナと伝説の海』を本編ノーカットで放送。
島の周りのサンゴ礁より外に出てはいけないという掟(おきて)がある島・モトゥヌイ。海に出たいという気持ちが抑えられなくなった少女モアナは、祖母から自らの祖先の話を聞き、世界を闇から守るため、伝説の英雄・マウイと共に冒険の旅に出ることに…。
新しいディズニープリンセス像として多くの人から支持を受けたモアナの心の成長を、圧巻の歌と映像で描いた感動のファンタジー・アドベンチャーだ。
主人公・モアナのルックスは、太平洋諸島に暮らす実際の人々からインスピレーションを受けているのだそう。キャラクターを作るにあたっては、ネイティブのポリネシア人たちの写真を何百枚も参考にしたという。
モアナの豊かな表情を生み出すために、顔だけでもアニメーターが操作することのできるポイントを180以上設けたのだとか。
モアナのキャラクター作りの中でも、特に力が入っているのは、長くてカールした髪の毛。これをCGアニメーションで描き切るのは実は至難の業だそうで…。動くたびに、モアナのカールはねじれたり解けたりするが、それを作りだすシステムを開発するのに、6か月以上を要した。
さらにカールした髪が濡(ぬ)れたときの様子を作るために、モアナと似たヘアスタイルの志願者たちを、水に浸からせて観察。こうした努力とテクノロジーのおかげで、濡れてグチャグチャになった髪の毛にリアリティを持たせることに成功したのだった。
海を愛し、海に選ばれた少女・モアナが世界を救う冒険の旅。最新作の公開を前に、前作をぜひ堪能したい。
【ストーリー】
美しいサンゴ礁に囲まれた南の楽園・モトゥヌイ。その島には、ある伝説があった。「命の女神テ・フィティの心を半神半人のマウイが盗み、暗黒の闇が生まれる。しかしいつの日か、サンゴ礁を越えて旅をする者が現れ、闇がすべてを覆う前に島の人々を救ってくれる」と…。幼いころの“ある体験”がきっかけで、海と特別なきずなで結ばれ、海からも愛されるようになったモアナ(屋比久知奈)は、大海原に飛び出したいという気持ちを募らせていたが、父のトゥイ(安崎求)は、モアナが危険な海に出ることを厳しく禁じていた。
そんなある日、島のココナッツの木が病気にかかり、魚も捕れなくなってしまった。モアナはタラおばあちゃん(夏木マリ)に「自分の心に従うように」と背中を押され、母に別れを告げて大海原へと旅立つ。海の助けを借りながらたどり着いた先は、伝説の英雄・マウイ(尾上松也)が住む島だった。マウイはかつて、釣り針を使って様々な生き物に変身することができたが、テ・フィティの心を盗んだせいで釣り針を失い、1000年もの間、その島に閉じ込められていたのだ…。
『モアナと伝説の海』(2016米)
監督:ジョン・マスカー、 ロン・クレメンツ
脚本:ジャレド・ブッシュ
製作:オスナット・シューラー
製作総指揮:ジョン・ラセター
音楽:リン=マニュエル・ミランダ、マーク・マンシーナ、オペタイア・フォアイ
アニメーター:エリック・ゴールドバーグ
コレオグラファー:ティアナ・リウファウ
声の出演()内は英語版
モアナ:屋比久知奈(アウリィ・カルバーリョ)
マウイ:尾上松也(ドウェイン・ジョンソン)
タラおばあちゃん:夏木マリ(レイチェル・ハウス)
トゥイ:安崎求(テムエラ・モリソン)
シーナ:中村千絵(ニコール・シャージンガー)
タマトア:ROLLY(ジェマイン・クレメント)