『DASH海岸』“深海のアイドル”と“深海の王者”に出会えるか?近くの深海を大調査!

2024.6.10 11:15

TOKIOの城島茂、同志社大学助教の桝太一、SixTONESの森本慎太郎が6月9日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!2時間スペシャル』に出演。DASH海岸近くの海底に潜む生き物を調査した。

海洋環境専門家の木村尚さんと共にDASH海岸を訪れた3人。まずは干潟に住む生き物を調査。森本が岩をめくるとその下には多くのケフサイソガニが。キレイな海に生息するイソガニもたくさんおり、早くもメンバーのテンションは上がりまくり。

10分ほどの調査で持ってきた水槽がいっぱいになるほど多くのカニが見つかった。「これだけいると(DASH)海岸はキレイになりますよね」という桝。実はカニは魚の死骸などを食べて海が汚れるのを防いでくれる“海のお掃除屋さん”なのだという。「海をキレイにして導いてくれる“レンジャー”でもあるってことですよね」という城島に木村さんは「こういった干潟から深海までそういう(レンジャーのような)生き物って必ずいて…」と言う。“深海”という言葉に「ロマンですね!ロマン!」と胸を躍らせる森本。

そこで今回はDASH海岸近くにある深海が広がる“東京海底谷(かいていこく)”に暮らす“レンジャー”のような生き物を調査することに。ここには深海ブームの火付け役ともなった“深海のアイドル”や、最大3mを超える巨大な“深海の王者”が暮らしているという。

手伝ってくれるのは水族館や大学の深海調査にも協力するという“深海ハンター”小菅裕二さん。今回の調査用に“スペシャルなワナ、仕掛け”を用意してくれたという。小菅さんの船に乗ってわずか20~30分ほどで、早くも“東京海底谷”付近に到着。早速小菅さんは調査用のワナを取り出した。まずは“深海のアイドル”用の小型のワナ。それはニンニクにたっぷり漬け込んだイワシとサバのエサだ。「深海の生物はニオイに敏感。特にアミノ酸に反応する」と言う小菅さん。ニンニクのアミノ酸を使って“深海のアイドル”を誘い出そうと言うのだ。森本が「レッコー!レッコーいきます」の掛け声とともにワナを投げ入れ、城島がさすがのロープさばきで深海まで到達させ、4つのワナの設置が完了。

続いて小菅さんが取り出したのは白いビニールに覆われた巨大なワナ。この日のために取り寄せたと言う「“深海の王者”を捕まえるカゴ」というこのワナ。その大きさは「DASH海岸史上、一番大きいワナ!」と桝も驚くほど。しかし小菅さんはこれまでに4回テストしてみたものの一度も“深海の王者”を捕まえられておらず、今回も「大ばくち博打」だという。だが森本の「鉄腕DASHはすごい、マジでミラクルしか起きないんで!」という言葉に鼓舞され、船上はヒートアップ。小菅さんがエサとして用意したマグロの頭をワナに仕掛け、いよいよ海中へ投入。翌日まで待つことに。

迎えた翌日、ワナを設置した場所まで向かい、一気にワナを引っ張り上げる。まずは“深海のアイドル”用の小さいワナから。最初のワナに入っていたのは高級深海魚の『ユメカサゴ』と、ペットとしても人気だという『トラザメ』。どちらも人気の魚ではあるが、求めていた“深海のアイドル”ではなかった。その後2つのワナは中身がからっぽで、最後の1つに大きな期待が寄せられた。ワナの中身を見るなり木村さんが「あー、いるいるいる!」と大喜び。巨大な『ダイナンアナゴ』に注目が集まったが、実はその横にたくさんいたのが“深海のアイドル”こと『オオグソクムシ』。ダンゴムシに似たその姿に桝は「スマホの壁紙にしたいですね…芸術ですよ」と、思わず見とれていた。そのキモカワイさから水族館でも大人気だというこのオオグソクムシだが、海中を素早く泳いで獲物に向かい、鋭い歯であらゆるものをかみ砕いてしまう、まさに“レンジャー”級の働きをする生き物。「泳ぐ脚、歩く脚、ヤバい牙、そしてこの(光沢のある)目…完璧です!」と感動する桝には木村さんも「変態だよね…」と、ちょっと引いていた様子。

残るは“深海の王者”用の3つのワナを引き上げるのみ。2つのワナは空振りに終わり、奇跡を信じて引き上げた最後の1つ。そこには巨大な『ナヌカザメ』が入っていた。確かにこのサメも死んだ魚などを食べる“レンジャー”ではあったが、求める“深海の王者”ではなかった。

実は狙っていた“深海の王者”とは『タカアシガニ』のこと。世界最大級の巨大カニで、死んだクジラから小さな魚まで何でもキレイに食べてくれるという。今回は残念ながら捕まえることができず、森本も「会いてぇ~」と、悔しそうな表情を浮かべていた。

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写真提供:(C)日テレ

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