実写映画『秒速5センチメートル』  新キャストに森七菜、宮﨑あおい、吉岡秀隆らが解禁! 

2025.7.7 17:30
映画『秒速5センチメートル』に出演する森七菜、青木柚、木竜麻生、宮﨑あおい、吉岡秀隆

新海誠の劇場アニメーションが原作で、SixTONES・松村北斗が主演を務めることが発表されている、映画『秒速5センチメートル』。この度、劇中歌を使用した予告映像&新キャストが解禁された。

『君の名は。』(2016年)、『天気の子』(2019年)、『すずめの戸締まり』(2022年)など、記録的な大ヒット作を生み出してきた新海誠の劇場アニメーション『秒速5センチメートル』(2007年)。映像美、音楽、特徴的なセリフで編まれた詩的な世界観は、センチメンタリズムが凝縮された新海ワールドの原点との呼び声も高く、公開から18年たった今もなお、日本のみならず世界中で愛されている。主人公を松村北斗が演じ、映像監督・写真家として若くして国内外から高い評価を得ている奥山由之が監督を務める。

この度、山崎まさよしの名曲『One more time, One more chance ~劇場用実写映画『秒速 5 センチメートル』Remaster~』が劇中歌に決定。原作でも、その切なくも美しいメロディーが情感あふれる風景とマッチし、多くの人の心を感動に包んだ楽曲。本作のためにアップミックスされ、再び、観客の心を揺さぶる。

山崎まさよしのアー写

さらに、『One more time, One more chance』に乗せて、明里と過ごした笑顔あふれる輝かしい小学生時代、自然豊かな種子島でどこか心ここにあらず過ごした高校生時代、漠然とした不安と焦燥感を抱えた社会人時代が、四季折々の美しい映像を織り交ぜながら映し出される予告が解禁された。
予告映像はこちらから

踏切越しに浮かべた無邪気な笑顔と、電話ボックスで謝りながら流す涙。雪と桜の花びらが舞う夜更け、瞳を閉じた遠野貴樹の心に浮かぶのは、幼き日の、篠原明里との忘れられない記憶。あの日の約束を、いまも僕は想い出す―。

さらに、豪華な新キャスト&ティザービジュアル第3弾も解禁された。

主人公・遠野貴樹に想いを寄せる、高校の同級生・澄田花苗役を森七菜が演じる。新海誠監督の『天気の子』(2019年)ではヒロイン・天野陽菜役の声優としてオーディションで抜擢され、声優アワード新人女優賞を受賞。岩井俊二監督作品『ラストレター』(2020年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、2025年は『ファーストキス 1ST KISS』(塚原あゆ子監督)、『国宝』(李相日監督)、『フロントライン』(関根光才監督)と3本の映画に出演。

松村北斗演じる主人公・遠野貴樹の高校生時代を演じるのは、青木柚。『14の夜』(2016年)で映画デビューし、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(2022年)では川栄李奈演じるヒロインの弟・桃太郎役を熱演。

遠野貴樹と同じ会社で働く同僚・水野理紗役には木竜麻生。2014年に映画『まほろ駅前狂騒曲』で女優デビューを果たし、瀬々敬久監督の『菊とギロチン』(2018年)で映画初主演。同年公開の野尻克己監督の『鈴木家の嘘』と合わせて、第40回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞や第92回キネマ旬報ベスト・テン 新人女優賞など数々の映画新人賞を受賞し、注目を集めた。

森七菜演じる澄田花苗の姉で、遠野貴樹が通う高校の教員を務める輿水美鳥役には宮﨑あおい。『少年メリケンサック』(2009年)、『ツレがうつになりまして』(2011年)、『舟を編む』(2013年)、『怒り』(2016年)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞し、その演技力と多彩な役柄で高い評価を得ている。

科学館の館長・小川龍一役に吉岡秀隆。日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年)、『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(2007年)や『Dr.コトー診療所』シリーズなど数々の代表作を持ち、多くの映画・ドラマで活躍。

映画『秒速5センチメートル』に出演する森七菜、青木柚、木竜麻生、宮﨑あおい、吉岡秀隆

さらに、ティザービジュアル第3弾も解禁。高校生時代の遠野貴樹と澄田花苗が過ごした自然に恵まれた種子島で、キラキラと輝く水面に向かってうつむくのは、サーフィン用のウェットスーツに身を包む花苗の姿。

また、夕暮れの刻、紅がかった淡い青色の空の下で見つめ合う貴樹と花苗。「遠野くんは、私のずっと向こう、もっとずっと遠くの何かを見ている。」花苗の切ない恋心を切り取った、本編カットを使用した2種類のビジュアルとなっている。

■コメント
▼森七菜/澄田花苗役

長かった髪を切って肌を焼き、種子島に降り立ってからの 1か月間。
花苗に再び命を吹き込むという誇りある責任を感じながら、この作品の中で花苗としてどう生きていくかを毎日考え続けました。
種子島の自然が私たちを歓迎してくれる姿はあまりにも美しく、原作への感謝すら感じられるほどでした。
奥山監督をはじめとするスタッフのみなさんと毎カット敬意を持ち緊張感がありながらも、表現することの楽しさを胸に丁寧に撮り重ねていったものがどんな風に皆様の元へ届くのか楽しみです。

▼青木柚/遠野貴樹役(高校生)

あの、秒速5センチメートル。
漠然とした気持ちを重ねながら何度も観た、新海誠さんの物語。出演が決まってからも光栄な気持ちでいっぱいで、中々実感が湧かなかったのを覚えています。
奥山監督の真摯な想いが伝播したチームの空気感と、壮大で果てしない種子島の景色。どこを切り取っても特別で、忘れられない夏でした。
種子島で“遠野くん”と呼ばれる全ての瞬間が、松村さんと上田さんの東京での日々に結びつくことを願いながら撮影しました。自分もスクリーンで観るのが楽しみです。

▼木竜麻生/水野理紗役

『秒速5センチメートル』というたくさんの人の心に残り愛されている作品を、奥山監督をはじめとする素晴らしいチームの皆さんが向き合っていく、そこに自分が参加できたこと、こんなことがあるのかと今でも不思議に感じつつ、とても嬉しく思っています。
ご一緒したいと願っていたキャスト・スタッフの皆さんと、微細な心のかけらを、こぼれ落ちてしまわないように丁寧に誠実に拾い上げていく時間は、せつなくもやさしい時間でした。
この映画を映画館で観られることを今から楽しみにしています。

▼宮﨑あおい/輿水美鳥役

奥山監督と初めてお会いした時に、原作へのリスペクトを持ち、まっすぐお話をしてくださる姿に、現場に入る日がとても楽しみになりました。
日々楽しそうに、柔軟に作品と向き合う監督を中心に回る現場はとても穏やかで居心地が良かったです。
種子島の豊かな自然に助けられながら、あの時あの場所でしか切り取れない瞬間も沢山詰まった作品になっていると思います。
原作ファンの皆様にもぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。

▼吉岡秀隆/小川龍一役

最初に実写化すると聞いた時は、僕も含めてたくさんの方が大事にしている、新海ワールドの原石ともいえるような作品にあえて挑むんだという戸惑いと驚きがありました。
でも、読ませていただいた台本が素敵な話で、こんな風に実写にしようとしているんだと納得しました。
松村さんは、とてもきれいな眼をしていながら、どこかさみしげな、彼特有の独特な孤独感があって、初めて会った時から、まさにそこに遠野貴樹君がいるという印象でした。
奥山監督とは、初めてご一緒しましたが、とても丁寧で、たくさん悩みながら作品と向き合っていらっしゃって、現場にもその丁寧さが表れているなと感じています。
奥山監督の手がける『秒速5センチメートル』に、自分が少しでも役に立てていたらいいなと思っています。

▼山崎まさよし/劇中歌

200年に公開された劇場アニメーション『秒速5センチメートル』で、この『One more time, One more chance』を起用いただいた際に、新海誠監督がこの歌に新たに命を吹き込んでくださった気がしています。
今回の実写化に際してもまた劇中歌として使用いただけるということで僕としても光栄に思います。
こうして皆さまにかわいがっていただいて幸せな歌ですね。
奥山監督の手がける新たな『秒速5センチメートル』も楽しみにしています。

《ストーリー》

1991年、春。
東京の小学校で出会った貴樹と明里は、互いの孤独にそっと手を差し伸べるようにして、少しずつ心を通わせていった。

しかし、卒業と同時に、明里は引っ越してしまう。
離れてからも、文通を重ねる二人。
相手の言葉に触れるたび、たしかにつながっていると感じられた。

中学一年の冬。
吹雪の夜、栃木・岩舟で再会を果たした二人は、雪の中に立つ一本の桜の木の下で、最後の約束を交わす。

「2009年3月26日、またここで会おう」

時は流れ、2008年。
東京で働く貴樹は、人と深く関わらず、閉じた日々を送っていた。
30歳を前にして、自分の一部が、遠い時間に取り残されたままだと気づきはじめる。
そんな時にふと胸に浮かぶのは、色褪せない風景と、約束の日の予感。
明里もまた、あの頃の想い出と共に、静かに日常を生きていた。

18年という時を、異なる速さで歩んだ二人が、ひとつの記憶の場所へと向かっていく。
交わらなかった運命の先に、二人を隔てる距離と時間に、今も静かに漂うあの時の言葉。

――いつか、どこかで、あの人に届くことを願うように。

大切な人との巡り合わせを描いた、淡く、静かな、約束の物語。

映画『秒速5センチメートル』 は全国東宝系にて2025年10月10日(金)公開
公式HPはこちらから

©2025「秒速 5センチメートル」製作委員会

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