飯島直子、苦手なSNSを始めたきっかけを明かす フォロワーへの返事に「4時間くらい」

2024.3.13 11:25

俳優の飯島直子が3月7日(木)放送の日本テレビ系情報番組『DayDay.』(月~金/あさ9時~)の、ゲストから人生を楽しく生きる極意を学ぶコーナー『楽しみ学』に生出演。20代の頃に患った病気や両親との別れ、さらには、Instagramを開設するきっかけを語った。

芸能生活36年になる飯島は1988年の21歳の時にバラエティー番組『11PM』のカバーガールとして芸能界デビュー。その後もドラマやバラエティー番組などでも活躍し人気に。またCMをきっかけに癒やし系といわれ世の男性を虜(とりこ)にした。しかし人気絶頂の中で襲った病の体調不良との戦いや、最愛の両親の他界でふさぎ込んでしまう日々があったと明かした。

■人気絶頂中に襲った“病”

癒やし系として大ブレイクした飯島はドラマやバラエティー番組に引っ張りだこ。飯島は「20代は忙しくさせてもらいました」と笑顔で話した。そんな中で婦人科の病気が発覚し、「急にってわけでもないんですけど、ちょっとずつちょっとずつ大きくなってきて。子宮筋腫、子宮腺筋症という、女性だったら知っていると思うんですけど、それが年齢とともに成長しちゃった」と明かした。MCの南海キャンディーズ・山里亮太が「仕事とかに影響はなかったんですか?」と質問すると、飯島は「やっぱり(ありました)ね…。生理痛だとか、そういうので1日痛み止めを10錠ぐらい飲んでいた」と告白し、スタジオから驚きの声が上がった。1日に何本もの仕事をこなすための策として「朝からずっと。良くないですけど痛いとどうにもならないので」と当時を振り返った。

山里が「がっつり治療に専念するってならなかったんですか?」と問うと、「治療の時間がなかったのと、“まだ大丈夫なんじゃないか?”と、若い時はそうやって思って」と仕事の多忙さと若さゆえの“無理できるだろう”という考えがあり、治療に専念しなかったと振り返った。山里が「体は大丈夫だったんですか?」と心配な表情で聞くと、飯島は笑いながら「だいじょばなかったです」と答え、「でも気合いで。若かったんでやっちゃいましたけど」と明るく話した。

当時は粒の漢方薬を飲み対処をしていたと明かし、「それで痛みが治まってきて。痛みとか子宮筋腫、子宮腺筋症の成長を止めるみたいなお薬をしばらく飲んでいたんですけど、それが4、5年したら効かなくなってきちゃって。(漢方を)煎(せん)じて飲んでみたりしたんですけど、無理だなってことで…」と振り返った。さらに「今は割とオープンに言いますけど、当時はやっぱり言えなかったですね」と時代の風潮も相まって、女性特有の病気の辛さなどを話せなかったと語った。

MCの武田真一が「テレビで言いづらい部分もあると思うんですけど、あえてお話しになるのはどんなお気持ちがあるんですか?」と問いかけると、飯島は「私は今50代で、最初に20代で病気を持っていることがわかったんですけど、年代によって治療の仕方も違いますし、私は途中で50代になってから生理を止める化学治療に変えたんですけど、子供を望むのか、どういう人生を歩んでいくのか自分で決めて早めに対処した方がいいんじゃないのかなと思います。早くわかれば早く治療もできるので」と話し、若い世代や多くの方に呼びかけた。

『DayDay.』木曜メンバーでモデルの亜希は「飯島さんのインスタを見させてもらっているんですけど、コメントの返しが、いろいろな悩みを抱えてる方に対してすごく真摯(しんし)に向き合っているんですよね。発信することを恐れずやられているのが素敵だなって」と発信力に感動していた。

■大好きな両親との別れ

1つ目の『楽しみ学』のキーワードは“気持ちを整理するためにノートに書く”。

3年前に母、7年前に父を亡くしている飯島は「人生100年時代と言われている中で、意外と“ちょっと早かったな”なんて思ったりもする」と悲しみを打ち明けた。父親の介護は飯島自身がほとんどやっていたと話し、「芸能界に入ってすぐに家を出てしまったので、家族で暮らしている時間がすごく短かったんですね。病気は不幸なことだったんですけど、仕事もセーブさせてもらって、びっちりと親と一緒に向き合って。4年間くらいですかね。それが本当に幸せな時間だったんです」と介護は大変ながらもいい時間が過ごせたと語った。

しかし両親が亡くなって2年間ほどふさぎ込んでしまい、家から出ないような状態が続いてしまったと明かした。飯島は「くさくさと毎日を送っていたら、ある人から“家を守るのも大事だけども、もうちょっと外に目を向けた方がいいんじゃないか”と言われて、“じゃあ自分が苦手なことを初めてみよう”と思って始めたのがSNS(Instagram)」だと話す。

Instagramのフォロワーは同世代が多く、コメントには“両親を亡くした”や“病気になった”などの悩みが書き込まれていることもあり、フォロワーに向けてどんな声を掛けるかをノートにまとめているという。「私ができること、わかる範囲というか、“こんな思いしているんだ今”、とか。自分も(病気など)経験しているので、“なんて言って励ましたいかな”って、何日かかけて考えちゃう時もあるんですけど」と思いを明かした。経験していることはある程度その日のうちに返信するとも話したが、「いつもお返事を書く時には4時間くらい」と驚きの発言も飛び出した。

コメントに対する返信を考える際は、自分と重ねることが多いと話し、「ノートに書いている時に、自分の心も整理されてくる。(コメントをくれた方を)励ましているんだけど、書いているうちに私も励まされるようなそんな感じです。フォロワーさんと情報交換しているみたいな、いつもメールのやり取りをしているような」とSNSのコメントを通してフォロワーに元気をもらい、支えになっていると語った。

■飯島直子の人生を楽しく生きる極意、“楽しみ学”とは?

飯島の人生の“楽しみ学”とは「人生、ならせば平ら」。

「人生、山あり谷あり。良い時もあるし悪い時もある。勉強できる人もいればそうでもない人もいる。何かにつけておごって生きている人もいる。ではなくて、人生というのはならせば平らになっちゃうんだよということなんですけど、上手く言えてないかもしれない…」と不安ながらも自身の考え方を語った。さらに「これは、前の旦那さんのお義母さんに教わった言葉なんですけど、すごく素敵だなと思って」とエピソードを披露した。

最後に自身の誕生日の2月29日に発売した『飯島直子 今のための今まで』について「今日お話しさせてもらった病気のこととか、今話した内容です(笑)あとはメークとかライフスタイルみたいな感じで」とアピール。急に笑い出してしまった飯島は「(本の内容に関して)ちゃんと言えなかったなと思って」と恥ずかしそうに顔を隠すと、武田が「伝わりましたよ!めちゃくちゃ今、僕は癒やされています」と笑顔を見せ、コーナーを締めくくった。

ライフスタイル本
「飯島直子 今のための今まで」発売中

写真:©entax

クオカードプレゼントキャンペーン2024

  • Twitter
  • Facebook
  • Line

SNS

featured

text_newarticles

categories