『葬送のフリーレン』精神科医・名越康文が深い解説「生きるというのは汚れているのか…」

2024.2.13 11:25

古今東西の名物講師が登場し自ら“使える学問”を講義する『世界一受けたい授業』が10日に放送された。『各界の知識人が教える!大人に刺さるアニメに学ぶ“人生の大切なこと”』という講義では、俳優・医師・学者など各界の知識人が日本のアニメから学んだ人生の教訓を語った。

番組では様々な芸能人や知識人に対して、それぞれが刺さったアニメ作品とその理由についてインタビューを敢行。精神科医・名越康文が「普通は魔王を退治しに行く桃太郎みたいな話ですが、倒しちゃった後から始まる、というのがちょっとそそられる」と語った作品は、アメリカのアニメサイト評価で1位を獲得し、疲れた心が癒やされると話題の『葬送のフリーレン』。

1000年以上生きるエルフの主人公・フリーレンは魔王を倒した後50年たっても変わらず過ごしていたが、ともに戦った人間の仲間たちには寿命が訪れる。「人間の寿命は短いってわかっていたのに…なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう」と仲間の死にふれて、フリーレンは人間のことをもっと知るために再び旅に出る。

名越は「エルフにとったら数か月に満たない50年60年の間にみんな死んでいく。死とは何なのか。死にあらがう人間とはどういう生き方をするのか。フリーレンと旅をしながら追体験するかもしれない」と語った。

さらに印象的なシーンとして、フリーレンの師匠・フランメの教えで自分の中にある魔力を外側に漏らさない訓練を行い、油断した魔族を一瞬で倒すシーンを取り上げた。「魔族が言葉で人をあざむくように、お前は魔力で魔族をあざむく」というフランメの言葉に名越は「魔族をだまくらかして倒すというので、うしろめたさを共有している。躊躇(ちゅうちょ)や葛藤をしているというか…僕たちの常識はうしろめたいのか。生きるというのは汚れているのか。僕たちがもってる先入観があぶりだされてくる」と人間の心理にもふれてくるとコメントした。

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画像提供:©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

     

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