若手注目俳優・窪塚愛流に単独取材:映画の撮影で苦手を克服できた“あるもの”とは?

2024.1.28 16:30

182cmのすらっとした立ち姿に長い手足。Z世代に大人気の注目若手俳優・窪塚愛流。entax取材班は、『劇場版 君と世界が終わる日にFINAL』の新キャストとして舞台あいさつを終えたばかりの窪塚に単独インタビューを敢行した。映画の撮影を通して克服できた苦手なものとは…?

【作品紹介】
日本テレビ×Huluによる共同製作の連続ドラマ『君と世界が終わる日に』。ゾンビ化したゴーレムと戦う極限のサバイバルアクションと、愛する者同士のきずなを描いたシリーズはSeason4まで続き、今回初の映画化。『劇場版 君と世界が終わる日にFINAL』が1月26日から公開した。

藤丸礼司(窪塚愛流)は、ユートピアと呼ばれる人類最後の希望の都市にある超高層タワーの地下街の住人。家族の分の食料を調達するべく外の世界へ出るため、ゴーレムに対抗できるワクチンを求めている。娘のミライを救出したい間宮響(竹内涼真)らと共に、研究タワー内への潜入を目指す。

(前後編の前編 / 後編はこちら

■堅苦しいあいさつで須賀健太から「結婚式か!」とツッコミ

――『劇場版 君と世界が終わる日にFINAL』の完成披露試写会上映前舞台あいさつを終えていかがでしたか?少し緊張されていた様子でした。

窪塚 舞台上では緊張しているように見えたと思うのですが、自分はわりとお客様の前に立つまでがすごく緊張して、お客様の顔を見ると緊張が一気にほぐれるんです。人前に立つ方が意外と緊張しなくて。

僕が緊張しているように見えたのは、想像以上に共演者の皆さんのあいさつがフランクだった中、「この度は、会場に足を運んでくださり…」と自分だけが硬いあいさつをしてしまったせいもあると思います。自分の中では、“あいさつといえば”という感じでお客様に最大限の御礼を表現したつもりだったのですが、皆さんすごくやわらかい感じだったので戸惑ったんです。僕も崩した感じであいさつした方が良いのかとは思ったのですが、頭の中には「この度は…」しかないのでそのまま口にしたら、隣にいた須賀健太さんに「結婚式か!」と突っ込まれて「確かに」となりました。舞台あいさつは堅苦しくなくても良い、ということを学びました(笑)。

■高校生の頃見ていたドラマの劇場版出演はうれしい反面プレッシャーも

――ドラマとして長いシーズン放送され続けた作品の劇場版に、新キャストとして出演が決まった時の気持ちを教えてください。

窪塚 最初のドラマは高校2年生の時にテレビで見ていました。シリーズが続いて劇場版になり、“きみセカ”の世界観を伝える新たなメンバーの1人として参加させていただけるのは素直にうれしかったです。

その反面、プレッシャーというものはありました。これだけ長く続くシリーズの中に新しく入り、さらに監督からは「今まで“きみセカ”を見たことない方にもストーリーがつかめるような作品にしたい」と聞いていたので、自分が与えられた役でどこまでそれが表現できるかというプレッシャーです。でもそのプレッシャーはいったん置いておき、主演の竹内涼真さんやスタッフの皆さんが今までつくり上げてこられた世界観にどれだけ没頭できるかということを考えて挑みました。

ユートピアと呼ばれる高層タワーの地下でどうにか生きている住民の役なので、上っ面でつくり上げたものでは太刀打ちできない。監督やプロデューサーさんからの言葉をメモしながらよく聞いて、台本を何度も読み込みました。

『劇場版 君と世界が終わる日にFINAL』より藤丸礼二役の窪塚愛流

■本当は自分も戦いたかった

――演じた藤丸礼司を、どんな人物と捉えて現場に臨まれましたか?

窪塚 最初に思ったのは、藤丸は臆病で力が弱い男だということ。戦闘能力が高い周囲の人物と比べて、一番弱いんだろうなと思いました。でも感情の面では、誰よりも欲望に対して素直でまっすぐで自分にウソがない人物だと感じました。そこまで強い感情は自分にはないので、僕だったら自分の利益になることでも誰かが傷つくのであればやらない。でも藤丸礼司はできてしまうんです。どんなにひどい目に遭ったとしても、自分の感情に素直で欲望を優先させる。でもそこに至るには辛くて壮絶な過去があったのかもしれない。

その役づくりはやっぱり、台本を読み込んだ上で、あとは現場の温度や監督の思いに対して自分がどれだけ柔軟に近づけるかを実践するしかなかったです。

でも本当は自分も戦いたかったです。実は藤丸も腰にサバイバルナイフを差しているんですよ。それを一度もゴーレムに向けることもなく、ずっと誰かの背中に隠れていたので、「戦いたいな」と思っていたことはすごく印象に残っています。

――では今後アクションも挑戦してみたいですか?

窪塚 やってみたいです!

■ゴーレムのおかげで苦手な“血のり”を克服

――撮影現場はどんな場所でしたか?過去の撮影場所が山の中で寒くてアクションで汚れるし過酷だったと竹内涼真さんがインタビューでおっしゃっていましたが、今回はどうでしたか。大変だったこと、苦労したことがあれば教えてください。

窪塚 びっくりしたのが地下のトンネルを抜けるシーン。本物の下水道の中で撮っているんです。なので、下にたまっている水がちゃんと下水で臭いもあって。こういう場所で撮影するんだ、というのは驚きました。でも僕らは芝居でそこを走ったりもするので、水しぶきがかかった技術さんにはごめんなさい、という気持ちでいました。

――逆に撮影中、おもしろかったことを教えてください。

窪塚 僕はグロテスクなものが苦手で、血を見ると力が入らなくなっちゃうくらい。なので、今回血が流れるシーンやゴーレムの皆さんと対峙(たいじ)した時に大丈夫かな?と心配していたんです。でも、休憩中のゴーレムさん達を見ているとかわいらしかったんですね。僕があいさつをすると、あのメイクやボロボロの服装をしたゴーレム姿のままで「おはようございます!」と元気に返してくれるし、眠っていたり、お弁当を食べるといった“人間の動き”をしているのがおもしろくて。それを見ているから、ゴーレムと戦うシーンやグロテスクなシーンも大丈夫になりました。“血のり”もちょっと克服できたことがうれしかったです。

(後編へと続く)

【窪塚 愛流(くぼづか あいる)Profile】
2003年10月3日生まれ。神奈川県出身。2018年の映画『泣き虫しょったんの奇跡』でスクリーンデビュー。近年の出演作にドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(2023年、日本テレビ)がある。2024年は『劇場版 君と世界が終わる日にFINAL』(1/26公開)の他、映画『愛のゆくえ』(3/1公開)、初めて主演を務めた映画『ハピネス』(5/17公開)を控える。

【Information】
『劇場版 君と世界が終わる日にFINAL』
1月26日(金)全国東宝系にて公開
映画公式HP
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©2024「君と世界が終わる日に」製作委員会

     

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