アニメ『薬屋のひとりごと』7話 里帰りを巡る猫猫と武官・李白の駆け引きに笑い「悪女の鑑」

2023.11.22 06:00

アニメ『薬屋のひとりごと』の第7話『里帰り』が11月18日に放送された。園遊会から一夜明け、猫猫(マオマオ)は毒が入れられた器を調べるうちに、里樹妃(リーシュヒ)が侍女たちにいじめられていることに気づく。また、「園遊会でもらった簪(かんざし)を使えば後宮の外に出られる」と聞かされ、里帰りすることを思いつく。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆後宮にはびこる陰湿な“いじめ“…幼い妃を恨むものとは?

園遊会翌日、武官の高順(ガオシュン)に呼び出された猫猫。高順から昨日玉葉妃(ギョクヨウヒ)が食べるはずだったスープの器を渡された猫猫は、綿と粉と筆を用意し、指紋鑑定を始める。

鑑定の結果、器には4人分の指紋が現れた。器に触れるのはスープをよそった者、配膳した者、里樹妃の毒味役だけ。残ったもう1人が毒を入れた犯人だろうと推理する猫猫。そして猫猫は「これはあくまで、私の臆測であることを前もって言っておきます」と前置きした上で、里樹妃が侍女たちにいじめられているのではないかと語る。

園遊会当日、里樹妃が玉葉妃と同じ桃色の衣装を身にまとっていた。猫猫は里樹妃が自ら選んだものと思っていたが、一方、侍女たちは白い衣装を身にまとっていた。幼い頃に先帝の妃となり、先帝の死後、息子である現帝の妃となったという特殊な立場の里樹妃。そういったバックグラウンドが侍女の反感を買ったのだろうと語る猫猫。

「敵だらけの後宮の中で、妃が真に信じられるのは、自分の侍女たちだけです。若い里樹さまは、侍女に勧められるまま、あの衣装を着て、わざと恥をかかされたのでしょう」という猫猫の見解に複雑な表情を浮かべる高順。その後、高順から猫猫の見解を聞かされた壬氏(ジンシ)は里樹妃を殺害しようとした誰かの存在に頭を悩ませ、「この騒ぎで昨日から寝る暇もない。着替えもできてない。思考を放棄したい」と机に突っ伏す。

一方その頃、猫猫は同僚の小蘭(シャオラン)から「園遊会でもらった簪(かんざし)を使えば外に出られる」ことを聞かされる。後宮では外の男性とは会えないが、特別な許可があれば、男性が女官を連れ出すことができる。その約束手形が、園遊会でもらえる簪というわけだ。その話を聞いた猫猫はニヤリと笑い、ある人物の元に向かう。

◆猫猫の里帰り大作戦!武官・李白を惑わす交換条件とは?

その人物とは、武官の李白(リハク)。園遊会当日に猫猫に簪を渡した人物の1人だ。しかし猫猫に呼び出された李白は「参ったな。義理の簪を本気にされたか…」「さて、どう断るかな…」と苦い顔。
李白と面会した猫猫は「実家に戻りたいと思いまして」と直談判。「侍女の身分で武官の俺に、身元保証だけをしろと?」「俺は嬢ちゃんの里帰りにうまく利用されろってことか?」といら立ちを隠しきれない李白。

そんな李白に「こちらもそれなりに、お礼ができないかと考えています」と木簡の紹介状を3つ取り出し、机に並べる。木簡には『白鈴』『女華』『梅梅』の文字が書かれていた。猫猫は「緑青館(ろくしょうかん)で、花見はいかがかと」とニヤリ。「緑青館!?一晩で一年分の給金が吹っ飛ぶ高級妓楼(ぎろう)だぞ!?」「高級官僚でもなかなか手を出せない、三姫じゃないか!」とたじろぐ李白。

花街育ちの猫猫は、実家のコネクションを使い、高級妓楼に李白を紹介する見返りに、里帰りの際の身元引受人になることを求めたのだ。信じられないと言った様子の李白に、別の簪を見せ、他にも当てがあることをちらつかせる猫猫。李白は葛藤の末、「俺の負けだ……」と里帰りを認めたのだった。SNS上では「李白、搾り取られそうw」「悪女の鑑」「さすが猫猫、男の扱い方が良い」と猫猫と李白のコミカルなやり取りにファンも大ウケだった。

李白を約束通り緑青館に送り届けた猫猫は、緑青館のやり手婆に手荒い歓迎を受けながらも、無事実家へ帰宅。束の間の帰省に「やっと帰ってこられた……」と感慨にふける猫猫。養父の羅門(ルォメン)は眠る猫猫を見ながら「後宮とは、因果だねぇ……」とつぶやくのであった。

羅門の含みを持ったつぶやきで終わった第7話。これを見た視聴者は「猫猫のお父さんも後宮と何かあったのかな?」「親父は何を知ってるんだ?」など、次回以降の展開に興味津々のようだった。

『薬屋のひとりごと』次話は、11月25日(土)よる24時55分、日本テレビ系にて放送予定。

画像提供:©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

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