『はじめてのおつかい』挫折しかけた3歳児が元気に復活 長寿番組のスタッフならではのアイデアとは?

2023.7.18 19:00

『はじめてのおつかい!夏の小さな大冒険スペシャル!2023』が17日に放送され、過去に放送した名作を振り返るコーナー「あれから○年」では、9年前のおつかいが登場。山形県尾花沢市で、当時3歳の瑛太(えいた)くんがおつかいに挑戦、そして現在の姿とスタッフとの再会が公開された。

妊娠中のつわりで食事がのどを通らないお母さんのため、ところてんやこんにゃくを買いに商店へ出かけた瑛太くん。街の人が心配して声をかけると、「なんかよー、ママちょうしわるくてひとりでかいものいってけろーって」と可愛らしい方言でおつかいの理由を答えた。商店では、店員さんの力を借りつつ、ところてんとこんにゃくを購入。さらに、こっそりガムも買おうとする瑛太くん。所持金が20円足らないと知った店員さんの「ガムは駄賃で」という厚意もあり、無事買い物を終えた。

続いて瑛太くんが足を運んだのは、親戚のおじいさんの家。当初は、スモモだけを受け取り家へ帰る予定だったが、おじいさん達はお母さんの妊娠を知ると、とうもろこしなど沢山のお土産を持たせるが、すっかり重くなってしまった荷物に「チョーおもたい」と不安そうな瑛太くん。「こんないっぱいもてねえ」と何度も何度も口にしながら、それでも荷物を引きずることなく家へと歩いていた瑛太くんだったが、足取りは重くなるばかり。

ここで機転を聞かせた番組スタッフが、瑛太くんの前に大きな荷物を持って現れる。スタッフが「この仕事やめようかな」と重い荷物に不満をこぼすと、瑛太くんは「おれもいっぱいもってるよ」と大変さを分かち合った、スタッフが「お兄ちゃん(瑛太くん)が家まで(荷物を)持っていったら俺もがんばるわ」と投げかけると、直前までつらそうにしていた瑛太くんの表情に変化が。スタッフのファインプレーによって、瑛太くんは無事おつかいを成功させた。

今回の放送では、おつかいから9年が経ち、中学2年生になった瑛太くんに会うため、スタッフが再び尾花沢市へ。瑛太くんは柔道を始め、練習に打ち込む毎日を送っていた。当時を振り返った瑛太くんは「こんなんだったかな、今の自分と全然違うのでびっくりしています」とコメントし今では、くよくよしなくなったという。
さらに瑛太くんの家を訪ねると、当時お母さんのお腹にいた弟をはじめ家族全員がスタッフを出迎えた。瑛太くんのおじいさんが「カバン持ってくれた人来てます?」と訊ねると、目の前には、そのスタッフの姿が。現在は『はじめてのおつかい』のディレクターをしているスタッフとの再会に、おじいさんは手を取りながら感激していた。

9年前のおつかいと、再会の様子をスタジオで見届けた出演者のプロ・フィギュアスケーターの荒川静香は「子どもってなにがきっかけで、気持ちが変わって頑張れるかわからない。子どもにどう声かけていこうか考えますね」と瑛太くんの成長ぶりに驚いていた。
MCの所ジョージはスタッフの行動に触れ、「うまくいって良かったよね。違う方向いっちゃったら、おれもやめるって(なっていたかもしれない)」とコメントし、スタジオの笑いを誘った。

写真提供:(C)日テレ

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