フルーツ選びの神が教える“冬に食べたいフルーツTOP5”のおすすめ情報とは?第1位はやっぱり定番のあのフルーツ
ヒロミと小泉孝太郎の2人がMCを務める『オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます』が12月13日に放送。フルーツ選びの神から、冬に食べたいフルーツのおすすめ情報を教えてもらった。
道行く人に、その人にとっての神様のような人を聞き、実際に会いに行くこの番組。スタッフが東京・代官山にある『代官山青果店』の店長に“あなたにとっての神様的存在”を聞くと、店を助けてくれる青果バイヤーの荒川一樹さんだという。
2020年7月に代官山にオープンした『代官山青果店』。一般的なスーパーよりも少し値段が高いものもあるが、珍しいフルーツを取りそろえている。荒川さんのアドバイスに従って取りそろえたフルーツで、店の売り上げは50%近くもあがったのだという。そんなフルーツ選びの神・荒川さんに会うために、スタッフは都内最大級の広さを誇る大田市場に向かった。

荒川さんは、生産者と代官山青果店を含む数多くのスーパーを仲介する卸売業者。この日の目的は初物フルーツの競りで、日本シェアトップクラスを誇る愛媛県のみかんの初競りが開催されるのだという。しかし、荒川さんは競りに参加するわけではなく、現地でしか会えないJA愛媛のみかん関係者を捕まえ情報収集をしていく。
そもそも『卸売り』とは一体何なのか?まずは市場で、購入したいフルーツの収穫量や価格相場、新ブランドなどの情報収集をし、それを元に仕入れ交渉。そして商品を店舗に提案するという一連の流れを担う仕事だ。荒川さんは青果に携わり、1年間で100 以上の農家さんの元へ出向き、300種類以上のフルーツを食べ比べ猛勉強。「一番は農家さんの元へ行って農家さんの話を聞く、誰よりもやってきた」と語る荒川さん。

そんなフルーツ選びの神・荒川さんに、1万人以上に調査した『冬に食べたいフルーツランキング』(出典:ランキングー!(2024年11月総勢10,808名に調査))上位5位のフルーツの選び方やおすすめ品種などを教えてもらった。
◆第5位『キウイ』
キウイといえば、ニュージーランド産キウイをよく目にするが、荒川さんのおすすめは、キウイの国内生産量第2位の福岡県が開発した大玉キウイ『甘(あま)うぃ』。糖度は17度前後と、マンゴーほどの高さで、シャリっとしたみずみずしい食感が特徴。9年前に品種登録されたが、福岡限定生産のため、あまり出回らない珍しいキウイだ。

スタジオのヒロミと孝太郎が『甘うぃ』を食べてみると、「今まで食べて来たキウイと全然違う」「蜜っぽい味がする」と普段食べているキウイとの違いに驚く2人。「後味が甘いキウイってスゴいですね」と感心する孝太郎だった。
◆第4位『柿』
柿といえば、日本で最も生産量が多い甘柿『富有柿(ふゆうがき)』や、全国のスーパーで多く見かける『次郎柿』が有名だが、荒川さんのおすすめは、『太秋(たいしゅう)柿』。大玉でシャキシャキとした梨のような食感と濃厚な甘さが特徴で、「傷も多かったり見た目はあまり良くない柿。トップクラスに味はいい」と荒川さん。

そんな『太秋柿』のおいしい個体の見分け方が、“条紋”と言われる傷。柿が成熟する過程で、内部の糖度が急激に高まることによって現れる現象で、条紋が生じると糖度が2~3度上昇するという、甘さの証だという。

◆第3位『りんご』
りんごといえば、日本だけでも約2000種類あると言われているが、荒川さんからその品種に関するプチ情報が。「『サンふじ』とか、『サンジョナゴールド』の“サン”が、袋をかけないで育てたという意味。太陽の“サン”ですね」とのこと。
昔からりんごは、害虫からの保護を目的に袋を被せて育て、収穫前に袋をはがし太陽にあてることで真っ赤な色に仕上げて出荷する。しかし最近は、見た目よりも味を重視した、袋をかけず栽培する『無袋栽培(むたいさいばい)』が増えてきて、そのりんごの品種には“サン”とつけられるものが多いのだという。「サンふじの方は袋をかけてない分、太陽の光を存分に浴びるので中に蜜が入ってるものが多かったり、袋をかけてるものは保存に向く。そういう違いがある」と教えてくれる荒川さん。
◆第2位『いちご』
荒川さんが「一回食べたら忘れられない味のいちご」と語るのが、埼玉県の『あまりん』。食べた瞬間に強い甘みと、ほのかな酸味のバランスが絶妙で、『全国いちご選手権』という、日本で唯一のいちごの品評会において、3年連続最高金賞を受賞しているという。
◆第1位『みかん』
今や日本でも80種類以上の品種があるみかん。しかし買ってみると、当たり外れがあるのも事実。そこで荒川さんにおいしいみかんの選び方を教えてもらうと、「お尻がキュッとなってる、お尻のとこがデコボコしてるのが、おいしいみかんの証」という。

荒川さんが「デコボコしてるみかんは“菊みかん”って言うんですけど、水分が凝縮して水が抜けることでキュッとなって、味が濃いみかんってよく言われますね」と説明。さらに「味が濃いみかんが小さいサイズには多い。大きいサイズはさっぱり、何個食べても飽きないみかん」と付け加えた。みかんは成長の初期段階で糖分量がほぼ決まり、その後果実が大きくなるにつれて水分が増えるため、小さいみかんほど水分が少なく、より甘さを感じやすいという。荒川さんおすすめの品種は、JA西宇和の『極媛(ごくひめ)』。荒川さんが「僕が仕入れているみかんで一番いいみかん」と自信を持ってすすめるみかんだ。

120年以上の歴史を持つみかんブランド『西宇和みかん』。空からの太陽、海からの照り返し、みかん畑に積まれた白い石垣の反射光からなる“3つの太陽の光”の元で育ち、中でも『極媛』は、適度な酸味と濃厚な甘い果汁を楽しむことができる、愛媛県内でも屈指のブランドみかん。さらに、他にもJA西宇和が誇るみかんが『日の丸みかん』。みかんの平均糖度が約10度の中、日の丸みかんは約13度。みかんの中でもトップクラスに甘いという。昭和天皇への献上品に選ばれたこともあるという。

『極媛』と『日の丸みかん』がスタジオに登場。ヒロミと孝太郎が日の丸みかんから食べてみると「おいしい!」「甘い!」と口々に発する。孝太郎は「これ大当たりのみかんですね」と言うとうなずくヒロミ。続いて極媛を食べると、「甘〜!これ当たりだよな」とヒロミ。「シロップ注入しましたくらいの」と孝太郎も甘さを実感。「これはうまい!」とみかんを食べる手が止まらないヒロミと孝太郎だった。

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