364日がクリスマスイブ?87歳のクリスマス木工作家の神が作る幸せいっぱいの作品にヒロミ「全てかわいい、全部欲しい」
ヒロミと小泉孝太郎の2人がMCを務める『オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます』が12月13日に放送。クリスマス木工職人の神が、長年作り上げてきた作品を披露した。
道行く人に、その人にとっての神様のような人を聞き、実際に会いに行くこの番組。スタッフが東京・代官山のクリスマスグッズ専門店に入ってみると、そこは“364日クリスマスイブ”がコンセプトの店『クリスマスカンパニー』。店長に、『あなたにとっての神様的存在』を聞いてみると、木製の置物を作っているクラフトマン齋藤さんだという。
90歳近い年齢だが、機械を一切使わず、全て手で彫ったり色を付けたりして作品を作っているのだという。「気持ちを作るものに込めて、生きがいに作り続けてくださっている」「白いおひげがあってサンタさんみたいな人。クラフトマンさんも364日クリスマスイブなんだと思います」と、神への愛を語る店長。まるでサンタのような神・木工作家とは一体どんな人なのか?スタッフは後日、クラフトマン齋藤さんの自宅がある、東京・三鷹市へと向かった。

訪れたスタッフを、笑顔で出迎えてくれたクラフトマン齋藤さんは87歳(撮影当時)!1人で住んでいるという自宅は、外観からクリスマスらしい緑の建物が目を引き、中に入ってみると、そこには齋藤さんが手がけたクリスマス作品が一面に飾られていた。クリスマスの時期じゃなくても、「片付けようと思ったことはない」「心が落ち着く」という齋藤さん。1年中、自身が作ったクリスマス作品に囲まれながら暮らしているのだという。

家の中を案内しながら、飾られている作品についての愛を語る齋藤さん。作品の全ては趣味で、自身は全く売る気はなかったのだという。1938年、齋藤さんは兵庫県芦屋で生まれクリスチャンの家庭で育った。そのため、クリスマスは毎年家族で盛大に楽しむ大切なひとときだったという。
そんな齋藤さんが木工作りにハマったのは大学生の頃。大学卒業後、ガス会社に就職したが変わらず木工作りに没頭。その後23歳で結婚して自身の家庭を持つと、作風に変化が出たという。「クリスマスというのは、楽しいものだという感覚。それに対してものを作ればね、子どもが喜ぶわけ」。子どもや孫の喜ぶ姿が見たいと、60年以上趣味で作り続けているのだとか。

しかし趣味で作っているため、作品が自宅にあふれ困っていたところ、およそ30年前に街頭インタビューに答えてくれた『クリスマスカンパニー』の店長と出会い、仲良くなっていくうちに、『クリスマスカンパニー』だけで販売をするようになったという。

齋藤さんは、大工さんなどからもらった廃材を使って作品を作っている。絵を習ったことがないという齋藤さんだが、独自の感性で直接木に鉛筆で下書きをしていく。下絵が完成したら、電動のこぎりで土台の大きさに切り分けていき、下絵を糸鋸(いとのこ)で切り抜いていく。彫刻刀などの刃物で凹凸をつけると、アクリル絵の具で色付けをしていく。絵の具が乾いたら、切り抜いた板に立体感を持たせるようはめ込み、接着剤で固定させて完成!

「丁寧に塗るっていうのが前提ですね。デコボコが出た方が、雰囲気が全然違うね。これが楽しいんです」と、常に楽しんで作品を作っている齋藤さん。そんな齋藤さんが、これまでに作った作品を持ってスタジオに登場!作品を目の前で見たヒロミは「全てかわいい、全部欲しい」と笑顔がこぼれる。

孝太郎が齋藤さんの作品を見て気になったのが、“サンタさんとトナカイ”ではなく、“サンタさんと犬”のモチーフがほとんどだということ。「犬が好き」と言う齋藤さんだが、トナカイは角が落ちてしまい、子どもが悲しむので作らないのだという。

「齋藤さんの作品は細かいのがいっぱい乗っかってて、それが柄にもなり幸せ感というか」と、齋藤さんの作品にあるクリスマスの幸せな気持ちを感じるヒロミ。孝太郎も「心が豊かになりました。『齋藤サンタさん』でしたね」と締めくくった。
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