渡辺謙 「映像ってミステイクのものなのよ」独自の演技論を熱弁!アドリブ演技の裏にあった衝撃

2025.11.10 09:30
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俳優の渡辺謙(66)が、11月9日放送の『おしゃれクリップ』に出演。後輩俳優からのメッセージを受けて自身の演技論を語った。

番組では、世界で活躍する俳優・渡辺謙の知られざる素顔を、後輩俳優らのコメントを交えて紹介。その中で、話題は役者としての渡辺のすごさについて及んだ。

映画で親子役を演じた横浜流星は、渡辺を「ピュアに芝居が本当にお好きなんだろう」と称したうえで「ピュアだから、いろんなことを我々に仕掛けてくる」と発言。そして「常に試されているような感覚があります。動揺してる我々を見て楽しんでるし、大人になっても遊び心を忘れない」とコメントした。

坂口健太郎も、渡辺から“試された”ことがあったそうで、共演した撮影現場で渡辺がそれまでテスト(リハーサル)を重ねていたシーンで、本番だけ全く台本にない動きをしたエピソードを披露。

その際、渡辺は坂口に対し“もし自分がその時に感じたものを出さないで、OKがかかってしまったら、それはすごく損なこと。だから1回自分が、本番で一緒に対面してみて1番感じたことで、それで動いた”と言い、坂口は「その時瞬間で感じたものを、自由にアウトプットされる方なんだ」と衝撃を受けたと明かした。

一連のエピソードトークを受け、渡辺は自由な演技に至ったきっかけが、ハリウッドで映像作品に関わったことにあるのだという。「舞台ってさ、いかにミステイクを減らしていくかっていう作業じゃない。でも、映像ってミステイクのものなのよ」と発言。

一発勝負の舞台とは異なり、映像作品はやり直しができることから、「僕ら(俳優)も素材だから、その素材をいかにフレッシュで面白いものを提供して、最終的にエディットしてもらうかっていうことに注力すればいいんだということに気がついた」と、独自の演技論を熱弁した。

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