【entax独自取材】Bリーグ川崎ブレイブサンダース 胸スポンサーじゃないユニフォームに込められた思いとは? 篠山竜青キャプテン『“KAWASAKI”を胸に自覚と責任を感じて戦う⚡』
先月4日、Bリーグ(B1)川崎ブレイブサンダースはホームタウン川崎市と、多様性(Colors)・未来(Future)・こども(Children)をキーワードに川崎の魅力を発信する「KAWASAKI COLORS FUTURE! PROJECT/カワサキ カラーズ フューチャー プロジェクト」を発表した。

プロジェクト第1弾は「”KAWASAKI” CITY EDITION UNIFORM/カワサキ シティ エディション ユニフォーム」。
チームカラーのブレイブレッドを基調とした色合いのなかに、川崎市ブランドメッセージ「Colors, Future! いろいろって、未来。」でも用いられている、多様性や可能性の鮮やかな重なり合いをイメージしたストライプがデザインされている。川崎ブレイブサンダースはこのユニフォームを2025-26シーズン、ホーム7試合で着用する予定だ。
プロスポーツチームのユニフォーム胸位置には、ほとんどが企業のロゴを付けている。そんななか川崎ブレイブサンダースはクラブ史上初めて、ホームタウン名の『KAWASAKI』を胸にまとった。その取り組みと経緯について、川崎渉代表取締役社長に聞いた。

「川崎の魅力を多くの方に発信するなかで“KAWASAKI” CITY EDITION UNIFORMはとても大きな意味を持つと思います。子供たちがバスケットボールを通じて川崎に誇りや愛着を持つようになることは重要なことです。一方で胸にスポンサーロゴを掲出することは、とても大事なパートナーシップのひとつです。その露出が無くなること、今回の取り組み内容をパートナーの株式会社ミツトヨさんに説明したのですが、すぐに趣旨を理解してもらい、ほぼ即決でOKをいただきました。これまでも“川崎から世界に羽ばたいていこう“というプロジェクトを一緒に進めてきましたのでサンダースファミリーとミツトヨファミリーは一体となっていると実感しました。」
entaxでは株式会社ミツトヨ グローバルマーケティング本部 販売促進部 デジタルマーケティング課 駒田卓也課長にもコメントを寄せてもらった。
「“KAWASAKI” CITY EDITION UNIFORMは、川崎ブレイブサンダースの掲げる“MAKE THE FUTURE OF BASKETBALL” ~川崎からバスケの未来を~のミッションをまさに体現しているもので“川崎から世界へ”そして“新しい川崎の未来をつくる”という思いに賛同しています。川崎の魅力を発信していく取り組みの一つとしてシティエディションユニフォームという新しい形を発信出来たことは喜ばしいことで、これからも川崎の未来に向けて川崎市、川崎ブレイブサンダースとともに歩んで参りたいと思います。」
2025―26シーズン、川崎ブレイブサンダースはB1東地区で下位に低迷しているものの、攻守のスピードを強化した新たなチームスタイルに挑戦するなかで、新加入した選手や若手選手たちが経験を積んでいる。キャプテンとしてチームをけん引している篠山竜青選手(37)に“KAWASAKI”を胸に戦う気持ちについて聞いた。

「プロスポーツはユニフォームに企業名を付けることでビジネスとして成り立っているのですが、今回のシティエディションユニフォームを株式会社ミツトヨさんが受け入れて、クラブの背中を押してくれたことは当たり前のことではなく、とても感謝しています。そして“KAWASAKI”を胸に付けることへの自覚と大きな責任を感じて戦わなければいけない。15年間過ごしている川崎の印象は、子どもを含め若い世代の人口が増え常に成長し進化しているので未来に向けてすごくチャンスのある街だと思います。また昔から応援してくれるサンダースファミリーの方々は本当に懐が深いし愛が深い。どんな時でもポジティブで前向きに応援してくれるので、いつもありがたいと感じています。今度のエナジーデイズでも一緒に“ブレイブレッド”に身を包み、選手を身近に感じてもらいたい。一緒に戦って良いエネルギーを生んでいくことを体験してほしいです。自分はベテランと言われる年齢になっていますが変化を恐れず、いろんな新しい取り組みにチャレンジしています。チームも同じ。新しく生まれ変わろうとしている川崎ブレイブサンダースの姿を見てきたからこそ・・・というサンダースファミリーの未来を作れるように自分たちはもっともっと突き進んでいかないといけない。少しでもバスケットボールに興味を持ったみなさん!アリーナは天候に左右されず冬も暖かく観戦できます。競技している選手との距離が近くすごく迫力を感じられます。ぜひ試合会場へ遊びに来てください。」

川崎ブレイブサンダースは2026年5月の上位8チームが進出するチャンピオンシップを目指し戦い続けています。次回KAWASAKIシティユニホームを着用するのは12月26日(金)、27日(土)の佐賀バルーナーズ戦。この試合は「KAWASAKI ENERGY DAYS 2025-26 Supported by パシオス/カワサキ エナジーデイズ」として開催されます。会場全体が“川崎のエナジー“で満たされる特別な2日間。限定のシティエディションユニフォームデザインのベースボールシャツ付きチケットが絶賛販売中だ。
■りそなグループB.LEAGUE 2025-26 第17節
川崎ブレイブサンダース×佐賀バルーナーズ
会場⚡東急ドレッセとどろきアリーナ
【GAME1】12月26日(金)19時05分 試合開始
【GAME2】12月27日(土)16時05分 試合開始
詳しくは川崎ブレイブサンダース公式WEBサイトから
公式Xはこちら
公式インスタグラムはこちら
【川崎ブレイブサンダース】
神奈川県川崎市をホームタウンとするB.LEAGUE B1に所属するプロバスケットボールクラブ。前身は1950年創部の東芝バスケットボール部。天皇杯 全日本バスケットボール選手権優勝4回など、輝かしい実績を誇る日本バスケットボール界の名門。ホームアリーナは「東急ドレッセとどろきアリーナ」(川崎市中原区)。クラブを応援するファンは「サンダースファミリー」と呼ばれている。
【株式会社ミツトヨ】
創立1934年(昭和9年)の精密測定機器の製造・販売メーカー。本社は神奈川県川崎市高津区。世界30か国と地域に拠点、60数カ国に代理店ネットワークを展開。2020年1月に川崎ブレイブサンダースと「グローバルトップパートナーシップ」を締結し2020-21シーズンから胸スポンサー。
【篠山竜青】
神奈川県出身 1988年7月20日生まれ 37歳 178cm ポジションはポイントガード ユニホーム番号「7」 。
元日本代表 FIBAワールドカップ2019出場。2011年、日本大学からJBL東芝ブレイブサンダースに加入。以来15年間ブレイブサンダース一筋。スピードやテクニック、バスケットボールスキルなど常に進化を続ける川崎のシンボル。2024-25シーズンB1ベストフリースロー成功率賞。2025年11月Bリーグ通算500試合出場達成(史上8人目)。










