カズレーザー、エンタメ界の“AIとの付き合い方”を語る「AIで作ったネタで滑っても笑いにできるけど…」

2025.10.2 13:00
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カズレーザーの写真

世界で初めて長編映画としてCGを本格導入し、ジェームズ・キャメロン、ジョージ・ルーカス、ピーター・ジャクソン、ティム・バートン、ウォシャウスキー兄弟など名だたる映画監督に影響を与えた伝説の映画『トロン』(1982)の最新作『トロン:アレス』が、いよいよ10月10日(金)より日米同時公開。公開に先駆けて行われたイベント『東京侵食ナイト』では、“AIが現実世界”を侵食する”という本作のストーリーにちなみ、日本の情報発信の中枢を担う東京中を一望できるTOKYO NODE HALLの会場を“トロン”がジャック! お笑い芸人のカズレーザー(メイプル超合金)とスギちゃんが、映画の魅力を熱弁した。

1982年の第一作目をきっかけにCGアニメーションの可能性を模索し始めたピクサー創始者ジョン・ラセターは、「『トロン』がなければ『トイ・ストーリー』は生まれなかった」と発言するなど、後に誕生する様々な作品に影響を与えてきた『トロン』。最新作のタイトルにもなっている“アレス”とは、AIプログラムの実体化によって誕生した究極のAI兵士。圧倒的な力と優れた知能を備えているが、彼らAI兵士が現実世界で“生存”できるのはわずか29分間。やがて“永遠”を求めてAI兵士たちは暴走を開始。デジタル世界が現実世界を侵食していく──。

カズレーザーとスギちゃんの写真

本作の大きな見どころといえば、スタイリッシュなバイク“ライトサイクル”での迫力満点のチェイスシーン。そんな“ライトサイクルが似合うワイルドなスペシャルゲスト”としてイベントに登場したのが、お笑い芸人のスギちゃん。ワイルドな見た目に反し、バイクには乗れないというスギちゃんだが、「(今日はバイクではなく)サイドカーを押しながらここまで来たぜぇ!ワイルドだろう!」と、さっそく会場を盛り上げた。

スギちゃんの写真

また、同じくスペシャルゲストのカズレーザーは、「(『トロン』が誕生した)80年代の時点でフルCGで行けるんだという発想がすごい。夢があるし、行動力も凄いなと思いましたね」とその偉大さを説き、「『トロン』は結構な人たちの未来のイメージを作っちゃった気もしますよね。ガジェットのエッジを光らせると“ぽく”みえるっていうのは、『トロン』が結構広めていったような。他の作品のハードルも上げちゃった気がしますよね。本当にすごい作品だと思います」と熱弁。

最新作の公開を心待ちにしている様子のふたりは、劇中に登場するバイク“ライトサイクル”に心奪われているようで、カズレーザーは、「ライトサイクルの進化は皆気になっていると思うけど、“あれ?空まで飛んじゃうの?”ってさらなる進化系がいっぱい出てくる。しかもそれが今回は現実世界まで来るわけですから…!“我々に逃げ場なくね?”ってくらい。先が気になりますね」と興奮気味に語った。

カズレーザーとスギちゃんの写真

トークはやがて、“AI”にまつわる話題へ──。本作では、“永遠の実体化”を求めたAIプログラムたちが現実世界へと攻め入るところから物語が始まるが、現実世界で“実体化”させたいものについて問われたスギちゃんが「熱烈なスギちゃんファン100人を実体化したい。実際いるのは5~6人なので、デジタル世界から連れてきたいぜぇ」と会場を笑わせると、すかさずカズレーザーも「スギさんが作ったAIのファンたちを“お前は偽物だな?”って摘発したい。ライブにAIのファンを呼んじゃっていたら、僕が摘発するプログラムを実体化します!(笑)」と盛り上げた。

さらに、AIとの付き合い方についても話が広がると、カズレーザーは真面目なトーンで次のように語った。

「エンタメ界は、AIとどう向き合うかが大事になってきていますよね。利用しないと作れないものもあるし…。“じゃあ、どう使っていくのか?”っていうルールも密接に関わってきていて。AIで作ったネタで滑ったら“AIのネタでした~!”って笑いにすることもできるけど、(この映画で)AIとどう付き合っていくべきかの1個のヒントが隠されているかもしれないですよね」

完全に“トロン”の世界一色に染まったふたりは、最後に「とんでもない映像!大画面で!そして光と音楽を肌で感じながら見ていただきたいと痛烈に感じているぜぇ」(スギちゃん)、「大画面で観たいです!この作品こそ、世界に入らないと勿体ないと思うので。そして、前作とストーリー自体は繋がっていないとはいえ、ヒント的なものがたくさん散らばっているもいると思います。無免許で観てももちろん良いですが、2~3回、4~5回、いや、7~8回観ても良いほしい。最新作を観て、過去作を観て、もう1回最新作を観に行くくらいが絶対良いと思います!」(カズレーザー)と、『トロン:アレス』の楽しみ方を改めてアピールした。

『トロン:アレス』
公開日:10月10日(金)日米同時公開

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