総額2300万円ものコストダウンを実現した2世帯住宅の驚きの増築法とは?愛情のこもった工夫に横澤夏子「泣きそうになっちゃう」
2025.7.21 11:00
横澤夏子が7月17日放送の『見取り図の間取り図ミステリー』に出演。2世帯住宅の愛情のこもった増築法に驚きの声を上げた。
約107平米の間取りに驚きの増築をしたというお宅で、その増築法を明らかにするためにスピードワゴンの井戸田潤が三重県四日市市を訪れた。

一級建築士の内山里江さんと共に訪れたのは、外観は昔ながらの日本家屋だが、6年前に約107平米の間取りに増築をしたというお宅。その増築法が、今回のミステリーだ。
2人を出迎えたのは、家主の加藤さん一家。元々は妻の涼子さんの実家で、涼子さんの母が亡くなった後に一緒に暮らしたいという、父の章さんの希望で増改築を経て父と娘一家の2世帯住宅が実現した。そして、章さんが建てた元の家を残す形で増築した家は、近所の人からは「二度見ハウス」と呼ばれるほど奇抜な形になったという。
井戸田は夫の俊昭さんに案内されて増築部分へ向かった。そして現れたのは、鉄骨で組まれた足場と、1階部分の屋根の上に増築された住宅だった。奇抜すぎる増築法に、井戸田も思わず「変わってるなあ」と声を上げる。建築士の内山さんも、「なかなかこの増築の発想はないと思いますね」と驚いた様子。
元の家の1階の屋根に乗る形で、娘夫婦が暮らす約10坪分のスペースを増築した、というこのダイナミックな増築法。元の家の前に増築すると車の出入りが難しくなるという問題点を、鉄骨の足場を組んで1階の上にすることで解決した。また、この方法を採用することで費用が総額2300万円以上コストダウンしたそうだ。
他にも、リノベーションした家の間取り図を見ると、1階に、小さい四角が並んだ謎のエリアがある。まず、井戸田は玄関のすぐ先にある約18帖(じょう)の開放感のあるリビングへ入った。木材を基調としたデザインに、スタジオからは「おしゃれ」「いいなー」という声が上がる。
実は、このリビングにはリノベーションの費用をコストダウンするための工夫がたくさん詰まっている。まずは、天井をむき出しのまま活用し、壁もベニヤを利用した簡素なものにしたことで施工費を抑えている。他にも、照明をダウンライトから電球に変えることで、コストが10分の1になったとか。
続いては、章さんの部屋へ。中は畳を敷いた和室で、元の家の雰囲気を残している。他にも、家を支える太い柱は涼子さんの成長の記録が刻まれた元の家のものをそのまま使っており、井戸田は「すごく幸せな柱だ」と感動した。