イ・ボミ“皆ゴルフに懸けてきた仲間”…上田桃子が「今の日本の女子ゴルフ界を変えた」と語るその姿勢とは

女子プロゴルファーのイ・ボミが、10日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY (アナザースカイ)』に出演した。現役時代は“スマイル・キャンディ”の愛称で知られ、賞金女王にふさわしい正確なショットだけでなくチャーミングな笑顔でファンを魅了した彼女。現役時代のボミを間近に見ていた人々と再会すると、自然と周囲を明るくする才能が浮き彫りになった。

現役時代は、マスターズゴルフ倶楽部に所属して活動していたボミ。彼女をクラブにスカウトした山中昭彦さんが、初めて会ったときのことを振り返る。もともとは会長の推薦であったというが、実際に会いにいくと当時は日本語も話せなければ、ランキング上位でもない選手。しかし数日後にコースで再び会うと、少し話しただけの山中さんの顔を覚えており、元気よくあいさつをしてくれた。これが山中さんの心をノックアウト。スカウトの決め手になったのは、ボミの人柄だった。

クラブへの所属が決定したあとも、サイン会では応援にかけつけるファンの顔を必ず覚えていて、来てくれた人全員に、練習時間を削ってでもサインをしようとする。屈託のない笑顔で、チームもファンも、ときにはライバルすら笑顔にして、多くの人をひき付けた。

そんなボミの“人たらし”な側面にいち早く気付き、ボミ自身も日本の「オンニ（お姉ちゃん）」と呼んで慕う人物が、元プロゴルファーの上田桃子。21歳のときに史上最年少で賞金女王に輝いた。昨年、第一線を退くまでの20年間、日本の女子ゴルフ界を引っ張った人物だ。