【本日卒業発表】アイドル・LinQ歴10年・海月らな“1時間以上のロングインタビュー” 10年の歩み“永遠の端”…胸の内を語る
──海月さんの言葉から始まった「みんなで作るLinQ」について
悠未さんの卒業ツアーのZEPPまでのゲネや、AKIBAカルチャーズでの3日連続ライブなど、悠未さんにとって人生のターニングポイントとなる時間を一緒に過ごす中で、私の中でもグループに対する考え方が大きく変わりました。
それまで私は、悠未さんは“LinQのセンター、顔”としてずっとキラキラしていて、悩みなんてないんじゃないか、「真ん中にいるのはきっと楽しい」なんて思っていたんです。でもその時期に初めて、弱音や葛藤を聞く機会があって、「センターだからこその悩み」があることを知りました。
悠未さん自身も、これまでそういう思いを人に話してこなかったみたいで、「初めてこんなに聞いてくれる後輩と出会った」と言ってくれたんですよね。私はそれまでただ憧れているだけだったけど、その言葉を聞いて、より深い尊敬の気持ちが芽生えました。
そんな思いを背負ってLinQを引っ張ってきた悠未さんが卒業するというのは、グループにとって大きな転機です。この“ピンチ”を“チャンス”に変えるために、私が何かしなければいけないなと思いました。でも私もそんなには長くいられないから、その架け橋になりたいなって思いました。“令和LinQ”と、これまでの14年の歴史をつなぐ存在として、自分にできることは何かを考えたときに、「新しいLinQをつくるためのサポート」だと感じました。

悠未さんは「みんな一人一人がLinQの顔になってほしい」という想いを持っていて、だからこそ、「これまでのやり方にとらわれず、ピンチではなくチャンス。いい意味で変えていけるタイミングなんだよ」ということを、みんなに伝えたいと思いました。悠未さんの卒業ライブの翌日、大きなミーティングがあって、その場で「“みんなで作るLinQ” としてやっていっていいんじゃないか」って話しをさせていただきました。そしたら「じゃあ演出は私がやりたい」「ライブパフォーマンスは私が監督したい」とか、みんなからどんどん意見が出てきて、そのときに、“みんなで作るLinQ”に変えていこうって決意を固めた瞬間でしたね。
──最新曲『ならね』は「最後に何か残したい」という想いがあるとか…
自分が最後に残せるものって何だろうって考えたときに、やっぱりライブの演出とか雰囲気づくりかなって思ったんです。ファンのみんながいるフロアと、ステージに立つメンバーとの温度差や熱量を客観的に見る力は、自分でもこの10年で身につけてきた感覚だなと思っています。それを生かせるものって楽曲を作ることなんじゃないかと思いました。
今のLinQのメンバーは、“言葉で伝えることが苦手”という課題があって。それをどうやったらライブのパフォーマンスで届けられるのか、後輩たちの苦手な部分をどうやって変えていけるのかを考えたときに、「思いを伝える楽曲を作ること」だと思ったんです。
言葉がなくても、後輩たちの気持ちがちゃんとフロアに届くような曲を作りたいと思って、スタッフさんにお願いしました。
──『ならね』は“さよなら”にかかっていますが、卒業も関連していますか?
もともと「さよなら」という歌詞は、作詞のヤマモトショウさんが曲調に合わせて入れてくださったもので、私の卒業とは関係なかったんです。歌詞をいただいたときは「卒業のこと知ってるのかな?」って思ったくらいです(笑)タイトルの『ならね』も、本当にたまたまで、すごく運命的というか、不思議な巡り合わせだなと思っています。私は曲の雰囲気としてこういうものを作りたい、というイメージをお伝えして、村カワ基成さんに制作していただいたんですけど、歌詞の部分は本当に偶然リンクした形になりました。

──『ならね』制作のほかに、卒業までにやりたいこと、叶えたいことは?
卒業までにやりたいことの一つは、新しいLinQの形づくりをお手伝いすることです。新メンバーの選出にも携わらせてもらおうと思っています。一から関わって、私と面談したり、実際にダンスやパフォーマンスも見たりして、このチームでやっていけるかを判断していきたいです。やる気や想い、技術面もしっかり見て、内側から出るものを重視したいです。この10年で学んだことを活かして、新しいLinQをつないでくれる子を選んで、その子の育成までやってから卒業したいと思っています。
新メンバーオーディションは、イオンモールツアーを皮切りにスタートしました。ライブを見て、その場で応募できる企画も用意しています。普通のオーディションだと、書類を書いたり、写真を撮ったりして家で準備して提出するたくさんの順序がありますよね。でも令和の新しいやり方として、「その場にいてアイドルの頑張りを見て、今受けたい!」と思った子がすぐに応募できる仕組みにしました。
きっとLinQにも、たまたまの巡り合わせで出会う運命の子がいると思うんです。だから、ライブを見て「ここだ!」って思ったら、勇気を出してその場で応募してほしいなと思います。もしかしたら、その出会いが私みたいに10年かけて人生をかけるほどの経験につながるかもしれません。ご縁を大切にしてほしいですね。
もちろん、IQプロジェクトの研究生からもです。私にとっても思い入れのある子たちですし、私の尊敬する上原あさみさんが育てた子たちなので、本当に逸材ばかりです。

