【本日卒業発表】アイドル・LinQ歴10年・海月らな“1時間以上のロングインタビュー” 10年の歩み“永遠の端”…胸の内を語る
──研究生から…今では“LinQ歴10年”ですね
私のアイドル人生は、本当に“永遠の端”を全うしてきた時間だったと思います。ずっと私は右端、ずっと固定。LinQに加入した当初は、やっぱりセンターへの憧れもありました。でも活動を続ける中で、「見てくださる方にとっての中心でいられたらいい」という気持ちに変わっていったんです。グループがより良く見えるためには、自分はこのポジションにいることが一番だと思うようになりました。だからこそ、「グループが輝くための右端の大黒柱でいよう」と決めたんです。
この10年の中で、センターで輝くメンバーは何度も変わってきました。この子たちが輝くために私はここで何ができるか。副リーダーという立場も担いながら、LinQが輝く形をずっと追求し続けた10年だったなと思います。
──“這い上がってきたタイプ”とご自身でも仰っていますよね
最近LinQを知ってくださった方には、ぜひYouTubeの『LinQ解体・再開発プロジェクト』を見てほしいです。当時の私は、本当にどの周年ライブでも、3時間ほとんどマイクを持てないような存在でした。でも、「マイクが持てないなら、ダンスで目立ってやろう」と決めて取り組んだのが、その解体プロジェクトのダンスオーディションでした。
高校から帰ってきたらどんな日でも、一人でレッスン場を借りて、LinQのレッスンの前にも毎日欠かさずダンスの練習を続けていました。その結果、約30人の中から1位に選んでいただいて、周年ライブで初めてダンスソロという大きな見せ場をいただくことができました。私にとって大きなターニングポイントとなる瞬間でしたし、そこから人生が変わったように感じています。その後の“11人LinQ”にも選んでいただくことができました。

当時、上原あさみさんからいただいた言葉があって。私はレッスン場を借りるときってあさみさんに連絡してたんです。毎日「明日の5時から7時空いてますか」と。。それが3か月ぐらい毎日続けたある日、「私は正直仕事に行きたくなくなる日もあるけど、らなからこのレッスン場の予約の連絡が来るたびに背中を押されて、私も仕事頑張らなきゃって思わせてもらってるよ、ありがとう」って言っていただけたんです。自分のために続けていた私の行動が、誰かの心を動かせたんだと初めて実感しました。それをきっかけに、「アイドルは人の心を動かせる存在なんだ」と感じて、私の中のアイドル像も大きく変わりました。
目立たず、30人の中に埋もれていた私が、ダンス審査で1位になって変わることができた。「人は変われる」「チャンスは自分でつかめる」ということを伝えたいと思うようになりましたね。
──ダンス審査で、一人だけ衣装を着替えて披露していましたよね。
私もたまに見返して、初心を思い出すんですけど…当時の私はちょっとさすがだなって思いますね。正直、先輩からすると少し鼻につく後輩だったと思います(笑)周りを差し置いて“やってやろう精神”がすごくて。でも、その“やってやろう精神”は、後輩たちにも忘れずにいてほしいなと思います。いわゆる“雑草魂”というか、がむしゃらさというか。令和のメンバーにも、そういう部分は大事にしてほしいと感じています。
その精神が、織多莉鈴にも感じるんですよ!悠未さんも言うんですよね、「莉鈴はらなっぽい。当時のらなを思い出す」って。例えば、ラッキィ池田さんに振り付けをしてもらった『ふるさとジャポン』。私は周りを気にせず、かなり積極的にアピールしていました。当時私は気づかなかったんですけど、先輩方にうざがられるぐらいアピールしてましたね(笑)莉鈴もそういうところがいいなって思います。いい意味で空気を読みすぎず、明るく前のめりに自分を出せる子なんですよね。そこが自分と重なる部分でもあって、だからこそ支えていきたいと思いますし、ここはこうしたほうがいいというアドバイスも伝えながら、見守っていきたい存在です。
──『LinQ解体プロジェクト』であさみさんは「アイドルの絶対条件【かわいい】【ファンに愛される】【パフォーマンスがプロ】」と仰っていました。海月さんのアイドルの絶対条件は?
やっぱり、ライブに来てくださるファンの皆さんが「絶対に行ってよかった」とその日思ってもらえるように、いつも意識してパフォーマンスしてきました。
ファンの皆さんがライブに来るために移動時間も含め、かけがえのない多くの時間を使ってくださっている。それを、私のパフォーマンスで恩返ししたいという思いがあります。
LinQの歌詞は本当に素晴らしいんです。たとえステージの後ろの位置でも、絶対に歌詞を届けるように、一つひとつの歌詞の意味を、パフォーマンスで伝えられるよう意識してきました。どんな瞬間も切り取ったときに、「来てよかった」と思ってもらえるようなパフォーマンスを、ずっと心がけてきました。

