演技初挑戦のBE:FIRST・JUNON オファーの“驚き”と“プレッシャー”を明かす「好きだからこそ…三次元で表現することへの重圧も」映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』

12月5日(金)公開の映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』。主演の水上恒司、木戸大聖、綱啓永、JUNON(BE:FIRST)、萩原健太郎監督が10月20日(月)開催の本作初となるイベント『キックオフイベント』に登場した。
◆『WIND BREAKER』
2021年にマガジンポケットで連載が開始されると、若い世代を中心に大きな反響を集め、翌年には「全国書店員が選んだおすすめコミック2022」受賞、24年には待望のTVアニメ化を果たし各配信サービスで視聴ランキング上位を席巻し、25年4月期には早くもTVアニメ第2期が放送連載から。ひとりぼっちだった主人公が仲間との絆を得て力強く成長していく姿、彼を取り巻くキャラクター勢も魅力にあふれ、わずか4年で世界累計発行部数1000万部を突破した大人気漫画。さらに舞台化、ゲーム化とその人気ぶりがますます加速を続ける、まさに今最もアツい注目を集める本作がついに実写映画化。

◆本作初イベント『キックオフイベント』
主人公・桜がてっぺんを目指すストーリーにちなみ、イベントは日本のシンボル・東京タワーのふもとで実施。作品カラーのグリーンに染め上げた会場には、風の特効を用いた劇中の“ウインドアクション”シーンさながら、瞬間最大風速25m/sの爆風が吹き抜け、木の葉が舞う中、キャスト陣が登場。ファンの大歓声に包まれながらイベントは幕を開けた。

主演を務めた水上恒司は、「撮影現場で“風を可視化する”という表現に使われたハリケーンは、こんなもんじゃありません!もっと大きくてとんでもない風の中で、僕らはアクションをやりました。『よーい、スタート!』の声しか聞こえなくて、助監督さんの身振りを見て『カメラが回ったんだ』なとわかるいぐらいでした」と過酷な撮影を振り返る。綱もまた「相手のセリフがまったく聞こえないので、口の動きを見て予想しながら演じていました」と語り、極限の環境での芝居だったことを明かす。
さらにイベントでは、観客にもその“ウィンドアクション”を体感してもらおうと、客席にも突風が吹きつける演出が!思わず水上が「せっかくみなさん、おめかしして来てくれたのに!なにやってくれてんだっていう!」と立ち上がって心配するほどの爆風に、会場は歓声と笑いに包まれた。

長い黒髪が特徴の杉下京太郎を演じたJUNON(BE:FIRST)は、「僕は髪が長い役だったので、風のアクションではそこが一番大変でした。風が吹くと髪で前が見えなくなるし、避けても顔に貼りついて…すごかったですね」と、長髪ゆえの苦労を語る。萩原監督も「実際に俳優のみなさんに吹かせている風とは別に、画面の奥に映っている木なども全部揺らさないといけないので、スタッフ総出で揺らしていました」と、見えない努力が詰まった“ウィンドアクション”の舞台裏を語り、作品への期待をますます高めるエピソードとなった。

続いて話題は、世界累計発行部数1000万部を突破した大人気漫画の実写映画化という本作への出演オファーを受けた際の心境へ。ケンカの強さだけを信じて街の外からやってきた主人公・桜遥(さくらはるか)を演じた水上は、「ボディアクションに挑戦するのは今回が2度目でした。刀などの武器を使う殺陣と違って、人を殴るアクションの“生身の感覚”に最初は戸惑いました。でも、令和の時代にこうしたテーマの作品を作るということをしっかり考えて挑まないと、これはえらいことになるぞと、自分に言い聞かせながら臨みました」と、人気原作ゆえの覚悟とプレッシャーを語る。