市原隼人「6時間くらい練習しました」わずかなシーンに懸けた努力とは【映画『おいしい給食 炎の修学旅行』】

2025.10.6 20:00
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修学旅行がテーマの本作だが、現役学生の田澤は「来月、ちょうど(修学旅行で)九州に行きます」と明かし「食事が楽しみ」と笑顔で語る。大人たちが、次々と自身の修学旅行の思い出を語ったが、市原は「とにかく寝たくなくて、『朝まで起きてようぜ!』と言いつつ、気づいたら朝になってました(笑)。給食も同じで、誰かと一緒だと喜び倍に、悲しみは半分になります。修学旅行も道端がテーマパークのようで、全てが楽しかったです」とふり返った。そして、田澤に対し「友達と一緒にいるだけで幸せじゃないですか。『あの日のあの時、あの場所に戻りたいな』って思うのはそういう場所なので、精一杯楽しんで!」とアドバイスを送っていた。

映画『おいしい給食 炎の修学旅行』

舞台挨拶の最後に、綾部監督は「いつも撮影が終わって、生徒たちが卒業する時に、最後に伝えるメッセージがあって、それは僕自身、最初にこの業界に入った時に師匠に教わった言葉です。『こういうつもりで演奏した、こういうつもりで撮った、こういう気持ちで演じてみたというのは、なかなか映ってはくれない。映画はそんなに生易しいものじゃない。だが汗は映る』と。全てを尽くして全力で必死にスクリーンに刻みつける――それだけをモットーにつくってまいりました。たくさんの汗をかいてくれた数えきれないスタッフの思いが集って、こうして映画として完成しました。不器用ですが映画に誠実に向き合い、一人でも多くの方に見てもらいたいという思いでやってきました。今後ともぜひみなさんのお力添えをよろしくお願いします」と改めて本作に込めた主を吐露する。

映画『おいしい給食 炎の修学旅行』

市原も「この作品で伝えたいことは『season1』から変わらないです。甘利田先生って、いろんなものに振り回されて、滑稽な姿を見せて笑われながらも、『好きなものは好き』と胸を張り、負けを認める潔さを持っています。その姿を見て、ぜひ活力にしていただきたいです。この作品の舞台は1984年、昭和の時代から始まって、最新作では1991年、平成に入っていますが いま日本人が忘れかけている古き良き心がたくさん入っています。愛がたくさん入っています。それを感じていただけたら幸せです。この作品の中で『御園先生はこんなもんですか?』というセリフがありますが、私はこのセリフがすごく好きです。ぜひみなさまにも大切にしていただきたいです。私自身、いつまでも問い続けたいセリフです。『いや、こんなもんじゃない。笑わせんじゃねぇ!』――私は内に秘めた魅力を全ての方が持っていると信じています。この作品が、そんな魅力とみなさんが出会うきっかけになることを願っています」と呼びかけ、会場は熱い拍手に包まれた。

『おいしい給食 炎の修学旅行』 
2025年10月24日 新宿ピカデリー他全国公開

市原隼人
武田玲奈 田澤泰粋 栄信 田中佐季
片桐仁 いとうまい子 赤座美代子 六平直政 高畑淳子 小堺一機

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©2025「おいしい給食」製作委員会

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