11坪の狭小地が抱える2つの難条件…多くの制約がのしかかる超特殊な依頼に、建築士・こがけんがひらめいた工夫とは
2025.10.3 07:45
これ以上バルコニーを広くするためには、依頼主がはじめに希望していた広いリビングを削る必要があり、バルコニーの壁をなくして広さを確保しようとすると、プライバシーの問題も生じる。
さすがの難易度に、要望を取り下げようとする依頼主だったが、それでも古賀は「どうかもう一度だけ、プランを練り直させてください!」と口にすると、とある方法で“自然を感じるスペース”の確保に成功した。
古賀が思いついたのは、2階の斜めの天井をそのまま床として活用した、開放的なルーフバルコニー。床の傾斜は自然の丘とほぼ同じ16度に計算されており、寝転んでゆったりするのにぴったりの角度になった。
芝を敷けば、本物の丘のようにもできる発想で、周りの家からの視線にも配慮して壁を設置しつつ、視界を遮らない網で周りを囲うことで、景色も一望でき、広い室内とバルコニーを両立した、自然を感じられる家が完成した。
驚きの仕上がりに、依頼主一家からは感謝の声があがり、古賀も「この家ですくすく育っていく娘さんの未来が楽しみですね!」と満足げだった。
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写真提供:(C)日テレ
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