長嶋一茂が元野犬2匹とお散歩で交流!人間を恐れる心を解きほぐした方法はドッグトレーナーも使うという“知らんぷり作戦”

9月20日放送の『嗚呼!!みんなの動物園』では、タレントの長嶋一茂が保護犬の“お散歩ボランティア”に取り組む様子を特集。野犬として保護された犬たちに、人と散歩をする楽しさを伝えた。
犬キャリア50年超え、現在も3匹の犬と生活している一茂は、これまでも番組で保護犬施設を訪問。散歩を通して人間と暮らす楽しさを教えるボランティア、通称“お散歩ボラさん”に挑んでいる。
この日、まず一茂が触れ合ったのは、推定2歳のミックス犬・サンちゃん。人間と触れ合うことなく生活していたところを保護されたため、人間に対し怯(おび)えた様子を見せるという。施設スタッフにはなれてきたものの、初めての人との散歩はまだ苦手なのだそう。
「ちょっと目がまだ野犬だよね。警戒している目」と口にした一茂だったが、「野犬は得意な方」と語ると、すぐにサンちゃんの頭をなでることに成功し、そのまま散歩へ向かうこととなった。

まずはサンちゃんに散歩の楽しさを知ってほしいと、一茂は散歩コースに木陰の多い公園を選択。「下が土だといいね」と木陰を歩きながら、一茂にぴったりとついて歩くサンちゃんに「すごいお利口さんだね」と声をかけた。
ところがしばらくすると、これまで自身の世話をしてくれていた施設スタッフさんがいなくなったことに不安を感じたのか、サンちゃんは突然緊張したような反応を見せ始める。

それでも一茂は慌てることなく「これ普通の人はやっちゃダメなんだけど」と前置きしたうえで、自身の手をサンちゃんの鼻の近くで匂いを嗅がせたうえで、なんとその手をサンちゃんの口元へ。「甘噛(が)みさせちゃう」と身をていした行動を示すと、サンちゃんもその手を甘噛みしながら舐(な)め、信頼関係を築き上げた。

その後しばらくすると、それまでゆっくり歩いていたサンちゃんは、散歩の楽しさを感じたのか、一茂をリードするように走り始める。一茂は「この子はお散歩が好きなんだね」「走るの好きだね」と並走。サンちゃんに目一杯走ってもらい、およそ40分にわたる散歩が終了した。直接一茂の手からおやつを受け取ることにも成功し、一茂は「3日あれば、お座りまでいけんじゃない?」と手応えを感じていた。