槙原寛己「野球やってて泣いたの1回だけ」 31年前の中日対巨人“10.8決戦”…球史に残る大一番の裏話を語る

2025.8.28 09:45
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長嶋一茂と槙原寛己と元木大介の写真

元・読売ジャイアンツ選手の槙原寛己が、25日放送の『しゃべくり007』に出演。長嶋一茂、元木大介とともに“昭和な野球3兄弟”として登場し、球史に残る大一番の秘話を語った。

プロ野球史上、最高視聴率を記録する伝説の試合が、1994年の“10.8決戦”。中日ドラゴンズ対読売ジャイアンツによる史上初の同率首位最終決戦だった。ラスト1試合、勝った方がリーグ優勝。この世紀の一戦を見ようとナゴヤ球場脇のマンションにはファンが殺到し特設スタンドを出すほどだったという。

先発を投げた槙原は、先頭打者に2ベースヒットを浴び、さらにデッドボールを出すなど調子が上がらず2回途中で降板となった。そして2対2の同点で迎えた3回、ランナー2塁のチャンスで4番バッターの落合博満が見事勝ち越しのタイムリーヒット。その後も死闘が続き、両チームけが人が続出するなどのハプニングを乗り越え、巨人が見事優勝を果たした。

この試合のVTRが紹介されると、MCの上田晋也も「これはもう伝説の一戦だよね」と興味津々。長嶋が「まだ僕覚えてるんですけど“ここで負けたらもう末代までの恥だから、俺は頑張るって、落合さんは言いましたよ」としみじみ。上田も、この試合でホームランを打った落合を称えた。

すると槙原が「僕ね、今まで野球やってて、高校、甲子園決めたりなんかあって、泣いたの1回だけ、この時だけなんです」と力説。さらに「なんで泣いたかって言うと、落合さんが泣いてたんです。泣く顔見て俺も泣けてきちゃって。男って泣いてカッコイイなって思って…自分もブア―ッて泣いたの覚えてます」と涙の理由を説明した。ところが長嶋が「自分も泣いたらカッコイイなと思ったの?」と一言。槙原が笑いながら「俺は2回で交代したから泣いていいんだと思って」と心情を明かすと、スタジオは大きな笑いに包まれた。

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