絶滅危惧種の貴重な鳥や群れで泳ぐイルカなど…世界自然遺産・父島の人気が沸騰中

2025.9.14 08:00
  • Twitter
  • Facebook
  • Line

8月29日放送の日本テレビ『沸騰ワード10』2時間SPでは、小笠原諸島・父島を特集。世界中から多くの観光客が訪れるその人気の理由に迫った。

東京からの距離、約1000km。フェリーで24時間かけて到着したのは、2011年に世界自然遺産に登録された小笠原諸島の父島。フェリーには日本のみならず、アメリカやイタリアなど世界各国から訪れた500人以上の観光客が。中にはすでに何度か訪れていたリピーターも多数おり、多い人では来島回数が30回以上になるという人も。それほどまでに人々を引き付ける父島の魅力とはいったい何なのか。

港に降り立ったスタッフがまず出会ったのが、下校中の子どもたち。行ってみた方がいいおススメの場所を聞いてみると、子どもたちは「アオトウ!」と口をそろえた。教えられたそのアオトウに行ってみると、そこにあったのは小さな灯台。『青灯台』という名前のため、子どもたちは“アオトウ”と略していたのだ。

このアオトウ周辺は子どもたちが集まる絶好の遊び場になっており、子どもたちは防波堤の上から青い海へと次々と飛び込んでいた。7歳の息子・リンクくんの母親でもあるゲストのモデル・pecoは「(息子が)ゲームとかに目覚める前に連れていきたい!って思いました。これがステキなんだよ、って見せたい」と、美しい海で伸び伸びと遊ぶ子どもたちの姿に目を細めていた。同じくゲストの俳優・堤真一も「行きたいねぇ~!子ども連れて、ねぇ!」と同調した。

続いてスタッフは、父島在住歴31年になるというカメラマン・野元学さんに出会った。野元さんは、絶滅危惧種となっている希少種の“アカガシラ”を撮影しに行くということで、一緒にうっそうと生い茂る森の中へ。シマザクラという植物など、小笠原諸島でしか見ることのできない固有種が多数生息する森をかき分けたどり着いたのは、ガジュマルの木が立ち並ぶ一帯。ここにお目当てのアカガシラが良く現れるというのだが、エサとなるガジュマルの実が台風の影響により全て落ちてしまっていたため、この日は全く現れる気配がなさそうであった。

だが森を抜けて道まで戻り、あきらめかけていたその時、「あそこ!アカガシラかもしれません…!」と小声でそっと教えてくれる野元さん。指さす先にいたのは1羽の黒い鳥。『アカガシラカラスバト』というハトの一種で、その名の通り赤く染まった頭が特徴的。小笠原に数百羽のみ生息しているという絶滅危惧種だ。

そんなアカガシラカラスバトが樹上から飛び立ったかと思うと、なんとスタッフのすぐそばの路上に降り立ち、道端をてくてくと歩き始めた。これだけの近距離でアカガシラカラスバトを見られることはめったにないのだという。ゲストの俳優・中村倫也は思わず「東京すげぇな!て思いましたね」と一言。つい忘れがちであるが、小笠原諸島もれっきとした東京都の一部なのだ。

1 2

クオカードプレゼントキャンペーン2024

関連記事

おすすめ記事

ジャンル